子猫の里親になります。①~初心者が経験して感じたこと。”必要な物”編その1です。

子猫の里親になります。①トップ画像 ペット

小さいころから動物を飼ってみたいと思いながらも・・、ハードルが高いと思いあきらめてる方々多いと思います。私も先日までyoutubeで子猫動画を見る毎日でした。でもやっぱり見るだけじゃ・・・。

  1. 初めての子猫飼育、試行錯誤の経過や必要な道具についてお話します。
    1. 心構えについて
      1. 便利なツールや情報が、現在はあふれているのであまり不安に感じることはないと思います。
      2. 自分たちの生活とは、そもそも相性が合わないかもしれないと感じる不安・・。でも結局、何とかなるものです。
      3. でも、一番重要なことは、最後まで面倒を見るという決意です。・・と思います。
    2. 受け入れ準備についてのご紹介です。
      1. なんといっても、どこから子猫を迎え入れるのか
        1. ペットショップから受け入れる
        2. ブリーダーから受け入れる
        3. 保護猫の里親になる
      2. そして、最低限必要な物の準備
        1. ケージ
        2. トイレ
          1. 自分のにおいがある場所に行く傾向があるように思う。(くんくん匂いを嗅いでいる)
          2. 矛盾しているが、汚れているトイレは嫌いな様子が伺える。(砂かけなどの下準備をすることが多く、時間がかかり、結局はきれいなトイレに行く傾向があるような気もします。)
          3. 砂が多いトイレを好む気がする(砂かけがしやすいのかな?)
          4. トイレは頭数が多いほどそれぞれが好む環境が必要で、台数が多いほうが良いと感じた。最初に想像していたより、トイレ回数は多いです。
        3. ご飯
        4. ご飯皿
        5. 水飲み設備
        6. ベッド(寝るためのふかふか場所)
        7. 毛布(私は受け入れた日が冬でした)
        8. おもちゃと運動する場所、爪とぎ用品
          1. おもちゃ
          2. 運動する場所
          3. 爪とぎ用品
        9. 脱走対策用品
        10. 移動用のキャリーケース
      3. 当日を迎えるに際し、他の準備。
        1. お部屋の準備
        2. 何度も言いますが、心構えです。
    3. 結局、おおらかに、多少は突き放して、遠くから見守る覚悟で・・。

初めての子猫飼育、試行錯誤の経過や必要な道具についてお話します。

私は保護子猫を迎えることにしたのですが、迎えるまでの準備過程から実際に迎えたその後などを残せれば、同じように感じている方々の役に立つのではと思いました。あくまでも私の経験談としてお聞きください。

・・・かわいいですよ、やっぱり!

子猫2匹のかわいい様子1

心構えについて

きっかけは、いつも子猫の動画を見ている私に妻が”猫を飼ってみたら?”と提案してくれたことです。事情もあって環境を変えたいと思っていた私にとって、十分なきっかけになったことは事実です。

私はこの機会に子猫を迎えようと思ったのですが、今まで一番ハードルが高いと感じていたことは、きちんとお世話できるのかどうか、自分の生活がどうなるのか、等を心配したことです。このあたりを振り返ると・・・以下のように言えるのではないでしょうか。

便利なツールや情報が、現在はあふれているのであまり不安に感じることはないと思います。

まず、お世話道具については昔から進化し続けており、同時に価格が抑えられてきているように思います。さらに、情報がすぐに検索できます。自分が不安に思っていることは、みんなの不安だということですね。つまりはこれらの情報を利用すれば、飼育しやすい環境、時代になっているということだと感じました。

猫の個体差があるので、情報の取捨選択は必要になりますが、心強いですよね。

自分たちの生活とは、そもそも相性が合わないかもしれないと感じる不安・・。でも結局、何とかなるものです。

猫のお世話は大変かもしれない・・、あんなことやこんなこと、自分達家族の生活が大変になるかもしれない・・、やっぱり無理かもしれない・・。と思うのは当然ですよね。未知のことですし。さらに、人間ではないので、どこまで理解してもらえるだろう・・とか、不安に思いますよね。ですが・・・。

言葉は悪いのですが、そもそも引き取るまでに受け入れる猫を選べるからです。この子は合わないかもしれないと感じた子は、受け入れなくてもいいですし、自分たちのフィーリングにマッチする子を引き取ればいいのです。・・命の選択みたいでいやな感じですが、これは重要です。

何より、猫ちゃんたちも、環境になれようと試行錯誤しているようです。双方の努力ですよね。人間目線でいうと、自分の頼りなさをカバーしてもらいながら、自分も成長するということになるのではないでしょうか。

でも、一番重要なことは、最後まで面倒を見るという決意です。・・と思います。

ただ、最後まで責任をもってお世話しなければならない事、ここだけはきっちりとしなければいけないと思い決断しました。初めての経験ですが、受け入れ時の決意というか、この子たちのために責任を持つという気持ちがあれば大丈夫なのだと思います。猫と自分たちの関係、持ちつ持たれつです。一緒により良い生活を築いていきましょう。

受け入れ準備についてのご紹介です。

猫の受け入れ先、必要物品についてをお話します。

なんといっても、どこから子猫を迎え入れるのか

私は保護猫の里親になることで子猫を迎え入れました。ですが、選択肢はたくさんあります。それぞれの方に合う方法があると思います。私が調べた限り3つの方法です。

ペットショップから受け入れる

身もふたもない言い方をすると、お金に余裕があればペットショップにまずは駆け込んだかもしれません。たくさんのお店がありますので、自分とフィーリングが合いそうな子を巡ることができます。すぐに会えるのが何より良いですよね。自宅近くで探せますし。

ブリーダーから受け入れる

敷居が高いような気もしたのですが、それは素人考えなのかもしれません。ブリーダーサイトというのがあるみたいです。

色々調べたのですが、その子の素性がわかることが良いということなんですね。親猫の情報があるということで、その子が大きくなった時の想像がつきやすいということもあります。体の小さい子猫の時期って意外と少ないのです。人生のほとんどは大きく育った状態で過ごすことになりますので、将来の生活像を想像しやすいのかもしれません。

保護猫の里親になる

私の場合、なんといってもよいご縁があったからですが、2匹(兄妹)のほうがさみしくなくていいのかもしれないということもあり、この方法になりました。たまたま、運がよかったです。里親マッチングサイト(ハグー)で探しました。家近の保護主様からバトンタッチしていただきました。費用は払うことになりますが、一番金額は掛からないです。相場はあるみたいですので、そちらはお調べください。(引き取るまでの診療費用というか、これは保護主さんそれぞれのようです。)

ハグー

最初にお見合い(顔合わせ)があるのですが、その時の様子で決めました。自分に触れてくれるかとか、行動の様子など、その子の雰囲気の確認ができました。そこで合わなければ意味がないです。それと、自分一人ではなく、家族で行くのが良いと感じました。自分だけのフィーリングだけではないですからね。家族の一員となるのですから・・。ですが、ご心配なく。トライアル(お試し期間)を経ての譲受となるのが一般的なようです。いろいろ確認できる時間はあります。

ただ知っておくべきは、基本的にいわゆる野良猫家系が多いので、それなりに手のかかる子が多いのだろうなとは思います。

そして、最低限必要な物の準備

初心者の何も知らない私としては、割と多く揃えないといけないと感じました。一つ一つ確認していきます。

ケージ
猫用の3段ケージ

やっぱりまずはケージです。(ゲージ、猫小屋、サークル、色々な呼び方があるみたいですね)

受け入れ当初のねこちゃん的には、”自分の場所”という意味で必要な存在と聞きました。落ち着く場所を作らないといけないようです。

そもそも猫はケージ飼いではなく、自宅内の放し飼いが一般的なんだそうです。大きくなれば必要なくなるかもしれませんが、初めての場所に警戒するようですので、ここは安全だという場所が必要です。

個人的に思うことですが、子猫兄妹2匹を受け入れた私からみて、お家に慣れる時間は少なかったように思います。すぐに大暴れでしたので・・・。あちこち飛び回る子達を制御するためにも必要な存在です。これがないと行きたい場所にいけません!入ってほしくない部屋にも飛び込んでいきますので・・。

では購入目安ですが、大きさ的には、横幅(広さ)より縦幅(高さ)を重視すべきと聞いたので、3段ケージにしました。2匹ということもあって、大きいものを用意しました。猫の種族(ゲーム用語みたいですが)によって行動が変わるみたいですので、そのあたりは調査が必要です。私は、保護主さんから、”とにかく元気いっぱいです。”とお聞きしていましたので、高い物、作りが頑丈な物を用意しました。

ケージを見上げる子猫

また、扉はスライド式がおすすめです。さっと開けて、スッと閉じれます。これは重要です。最初のうちは猫の素早さに驚くばかりでした。

トイレ

一番悩むところです。ねこちゃん的にも人間的にも気を使わなければいけない項目だと思います。トイレは、受け入れる猫や部屋の環境に合わせていく必要があると感じましたので、一概にこれが良いとは言えません。ただ、様子を見ていると、

自分のにおいがある場所に行く傾向があるように思う。(くんくん匂いを嗅いでいる)
矛盾しているが、汚れているトイレは嫌いな様子が伺える。(砂かけなどの下準備をすることが多く、時間がかかり、結局はきれいなトイレに行く傾向があるような気もします。)
砂が多いトイレを好む気がする(砂かけがしやすいのかな?)
トイレは頭数が多いほどそれぞれが好む環境が必要で、台数が多いほうが良いと感じた。最初に想像していたより、トイレ回数は多いです。

一般的には、頭数+1台のトイレが必要らしいですが、今のところ、システムトイレ、砂が多いトイレを複数揃えました。2匹に対して4台です。トイレタイプや猫砂にもさまざまな種類があります。システムトイレ、ハーフカバー、ドーム型、鉱物系、おから系、木材系、等々、きりがないです。こればっかりは試してみるしかないんだと感じました。その子(達)に合わなければ意味がないと思います。

ご飯

ごはんには、カリカリと呼ばれる小さい固形の食べ物と、ウェットと呼ばれるやわらかい水分を多量に含んだ食べ物があります。猫の年齢によって変えるらしいのですが、私は両方をそれぞれ複数商品用意しました。同じものでは飽きて食べなくなると聞きました。・・人間と同じですよね。量についてはパッケージをよく確認してください。私の受け入れ時は生後三か月でした。

ご飯皿
子猫2匹そろってのごはん

個人的には何でもよいと思うのですが、頭数分は必要でしょう。また、清掃の手間を考えると、頭数分の倍あればスムーズに入れ替えできるでしょう。重い物や固定できるもの推奨です。押したりひっくり返したりしちゃいますので。

水飲み設備

食べ物も重要ですが、水も重要です。動物ですから私たちと同じです。私は自動でお皿に補給してくれるものをケージに設備しました。頭数分あれば問題ないと思いました。最低でも1日1回は取り換えてます。

ベッド(寝るためのふかふか場所)
子猫2匹がベッドの中でくつろぐ様子

寝床です。市販のベッドを用意しておりました。ドーム型のものや洗える対応、夏用冬用と様々です。環境に合わせたものを適宜用意したほうが良いと思います。

毛布(私は受け入れた日が冬でした)

人間的な感覚ですが私はモフモフした生地を用意しておりました。くるむという意味で効果はあると思いました。

おもちゃと運動する場所、爪とぎ用品

我が家の場合、兄妹2匹を引き取ったこともあり、猫たちが遊ぶという意味で苦労はさほどしていない気がします。ほっておいても2匹でじゃれあったり、追いかけっこしたり、かくれんぼしたり、にゃんプロしたり・・、噛み合ったり・・・・・、と運動とストレス解消を兼ねていると思います。

ですが、飼い主家族とのコミュニケーションや関係性を進めるためにも、必要なツールです。

おもちゃ

おもちゃを通してコミュニケーションをとることにより、人間への嚙み防止にもなります。手で遊んでいると、手がおもちゃだと思い噛み癖がつくようです。適度な運動とコミュニケーションのため、必要な物でしょう。

運動する場所

いわゆる”キャットタワー”です。私は受け入れ2週間後に購入することになりました。そもそも、うちの子たちは、走り回るのですが、猫は横運動より、縦運動のほうが効果的なんだそうです。・・高いところにいることが多いですよ。後ろ足の運動に最適です。

爪とぎ用品
猫壱製品で爪とぎする子猫

爪とぎの目的は、爪のお手入れやストレス発散などいろいろあるみたいです。爪とぎが無い場合はいろいろなところでガリガリしてしまいます。最近は、爪とぎ目的だけではなく、くつろぐ場所との共存が目的の製品もあるようです。飼い主のへのアピールもあるようですし、生活の一部として認知してもらうのがベターでしょう。人間側も助かります。猫壱さんおすすめです。

脱走対策用品

実はこれが一番重要ではないかと思います。我が家はリビングの一部と私の寝室を猫の場所として使っております。その部屋と外部への導線に脱走防止の柵や網を設置します。そうすることにより猫の居場所をコントロールするのです。(うちは掃除や整理整頓が行き届いてないため、誤飲の原因になるものがそこら中にあります。清掃する部屋を限定し最小限の掃除をするための必要な措置でした。)猫は、扉を開ければそこを通ろうとするのが心理です。2重の措置が必要です。ちなみに、150cmはジャンプするということです。

猫の脱走防止用の扉1
猫の脱走防止用の扉2

また、窓にも対策が必要です。網戸があれば大丈夫と思っておりましたが、猫の爪は想像以上に強力で、体当たりや猫キックの攻撃力は半端ないです。窓枠には別途の網や柵が必要になります。私は台所用の棚(突っ張り棚)を使用しました。

猫の脱走防止用のツッパリ棚応用例1
猫の脱走防止用のツッパリ棚応用例2

これは、強いて言えば猫のためでもあります。もし、猫スペースからの脱走ではなく、屋外への脱走となると、まず連れ戻すことは難しいと思います。そうすると、交通事故や迷子になり、最悪死んでしまいます。そんなことにならないためには必要な措置です。最初はそこまでするか?ということでも、いずれは納得することになります。ぜひ、お願いします。

移動用のキャリーケース

外に連れ出すことは無いのですが・・・、病院に行くためには必要です。猫ちゃんが自宅にくるときは絶対に必要な物だと思います。

当日を迎えるに際し、他の準備。

まずはお部屋の見直しですね。うちが引き取った子達は・・、とにかく走り回り飛び跳ね、もぐりこみました。まずは危なくない部屋を準備することが重要だと思いました。そして、知らない場所にくると隠れる(逃げる)傾向があるようですので、2重3重に抜け出さない対策が必要です。

お部屋の準備

家に来てわかったことですが、とにかく扉や窓は突破しようとします。窓枠は上りますし、抜けれそうな隙間は突進します。

ですので・・、

最初から隠す!倒れないようにする!、引き出しは開けれないようにする!仕切りを作っていけないようにする!扉は2重にする!、窓には柵と開閉制限する!など、その子に合わせた対策が必要になってきます。

何度も言いますが、心構えです。

ペットを飼育するにあたり、環境省よりこのようなページが公開されております。ペットを飼育で守ってほしい5か条や、初めての方へのアドバイスなど、読むべき項目です。簡単に法律についても記載があります。

結局、おおらかに、多少は突き放して、遠くから見守る覚悟で・・。

正直、今のところ自分が思うような行動をしてくれないです。抱っこから逃れる行動や行ってほしくない場所への突進など、困ったことばかりのような気がします。準備もそれなりに大変です。ですが、一緒に過ごすほど、この子たちが何をしたいのか、わかるようになってきていると思います。何より、猫もこちらを理解しようとしてくれているのがわかります。その時は何事にも替えれない嬉しさがありました。

やっぱり、猫を飼ってよかったです。迷っている場合でも、最後までお読みくださる方は大丈夫ではないでしょうか。・・と思います。