以前から作成したいと思っていた、ハセガワ(Hasegawa)さんのバルキリーシリーズ。以前のご紹介に引き続き、劇場版 超時空要塞マクロス、「愛・おぼえていますか」に登場する可変戦闘機”VF-1Sバルキリー(ファイター形態)”の固定キットです。本キットは、実在の戦闘機モデルを多く発売しているハセガワさんならではのリアル解釈キットとなっております。
まずは組み立てていきます。
あらためて実感したスケールモデルの難しさ。何にせよ、塗装しながら組み立て、接着していきます。
そもそもですが、スナップフィットではありませんので、接着してしまうと分解はできません。どうも説明書を見る限りは組み立て接着前に塗装、さらにマスキングによる塗分けも必要、さらに接着後の塗装によるリペアが必要なんだろうと理解しました。ですので、失敗することも覚悟して、30年ぶりの筆塗を併用しながら組み立てていきたいと思います。

このようにコクピットなどは、機首の合わせパーツ接着前に塗装しておいたほうが良いと思われ、私の技術ではマスキングだけでの対応は難しいと判断しました。そして、接着剤による塗装剥離も想定して、リペア塗装しやすい筆塗としました。そもそも、塗布面積も少ないですし。

筆塗で一番困ったのは、塗料の希釈率です。まずは、エアブラシ塗装のように塗料:溶剤=1:2ぐらいで試してみたのですが、少し薄かったみたいです。塗料が乗りにくかったです。そして、筆塗の下地は基本的にサーフェーサーは使用していません。

合わせ目けしができるように、今回は通常の接着剤を使用します。

むぎゅっと力を入れてパーツを合わせるのですが・・・・。ここで問題が発生しました。何かというと、接着剤が微量に手に付着し、圧着作業時に意図せずにパーツのモールドを溶かすのです。そこで、接着剤使用時は、ポリエチレンの手袋をして作業しました。
ハセガワさんの模型(スケールモデル全般かな?)は、モールドが細かく、一度消失しては復元不可能ですので、対策を行いました。(少なくとも今の私の技術では無理です。)
合わせ目けしのため、圧着して保管します。

ネットで先人たちの情報を検索したところ、クリップで圧着して2、3日乾かすのが定石らしいです。ガンプラの時は翌日に合わせ目けしを行っていましたが、パーツの肉厚が薄い本キットですので、失敗を避けるために定石どおりに待機します。

ガンポッドです。もなかのため塗装前に接着します。

翼も圧着しておきます。モールドが細かいため、こちらはかなり気を使って作業しました。

翼の可動機構を内蔵している本体です。これもクリップで挟み込んでおきます。

完成後は見えないと思うのですが、頭部も・・。
引き続き、接着作業を続けます。
作業が進めば進むほど、合わせ目けしをしなくてはいけない箇所ばかりです。どうしても、考える時間と想像力がかなり必要になります。結果的に、結構疲れますね。これが、スケールモデルというものなのかと実感しつつ、じっくりと進めていきたいと思います。