”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ ヤスリ編 ガラスヤスリを試す回。
さて今回は、筆者がゲート処理で使用している新しいツールを入手したので試してみたいと思います。ちなみに、その名は、ミネシマ社製の”プラモのためのガラスヤスリ GF-1”です。そもそもガラスヤスリとは何なのか?ガラスヤスリとは何?ゲート処理やパーティングライン消しなど、ガラスヤスリで出来る事をご紹介します。

ミネシマ(Mineshima) プラモのためのガラスヤスリ ホビー用ツール GF-1
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ミネシマ社製の”プラモのためのガラスヤスリ GF-1”を試します。
ネットでガラスヤスリというものが流行っているというのは知っていたのですが、たまたま店頭で見つけたので購入しました。
ミネシマ社製の”プラモのためのガラスヤスリ GF-1”はガラス製の比較的細いヤスリが1本と専用のプラスティックケースが付属しています。980円税抜きでした。
ちなみに、ミネシマ社の事を少し調べてみました。
ミネシマ社は、ホビー用工具を中心にツーを手掛ける新潟県燕市を拠点とする製造販売会社です。
そういえば、新潟県燕市と聞いて思い出したのは、個人的に愛用しているニッパー、MK-02の3.peaks(スリーピークス)社も新潟県(三条市)だったことです。さらに調べるとゴッドハンドも新潟県(燕市)ですね。
そこで、どうやら新潟県にプラモデルツール製造会社が多いようなので、なぜなのか調べてみました。
新潟県といえば・・米では?
実は私のイメージは、やはり新潟県といえば米なのですが、どうやらそのあたりにルーツがあるようで、いわゆる農具の生産地として昔から栄えていたようです。そして、鍛冶の町、金属加工業が発展し、世界的にも評価の高い技術力、ブランド力となっていった経緯があるそうです。
ミネシマ社は
精密かつ使いやすいホビー用工具が多数そろっています。ヤスリ、ドライバー、ピンセット、ニッパーなどの取り扱いがあり、50年以上の歴史がある会社です。
今回使用した”プラモのためのガラスヤスリ GF-1”は比較的新しい製品のようです。
まずはじっくり眺めてみます。

本体のサイズは、長さ90mm、幅9mm、厚さ3mmで、素材はナノガラスということです。大きな面積の作業には向いておらず、ゲート処理などの小さい面積向けのツールのようです。

ヤスリ面ですが、こんな感じで細かい点がびっしり並んでいます。メーカー説明によると、切削性能は約400~600番相当で、研磨性能は約2000番相当ということです。

ちなみに右はいつも使用しているゴッドハンド(GodHand) エッジ出しヤスリ プラモデル用工具 GH-ES-90です。(削りカスが付いています・・・)単純に比べようがないですが、明らかに性質の異なるヤスリです。
ミネシマ社HPに記載されている特徴は、プラモデルのゲート処理やパーティングライン処理など局所的な切削、研磨で適した工具です!とのことです。
ということで、試しに、ゲート処理、パーティングライン処理、表面処理と試していきます。
ゲート処理=◎
まずはゲート処理です。まず初めに驚いたのは、作業が見えることです。透明なので当たり前ですが、良い意味で少しショックを受けてしまいました。

こんな感じです。ゲートの処理具合が見えます。なので、このくらいかな?とかいちいちやすりを外して確認しなくても何となくわかります。つまり、作業効率が良いですね。
それと、削るときの力加減がしやすく、慣れてくるとヤスリの当てる角度なども調整しながら作業できます。それもこれも、作業箇所が見えることが大きいのだと思います。

こんな感じで出来上がりました。驚いたのが”ピカピカ”になっていることです。実は研磨という商品説明が気になっていたのですが、なるほど納得しました。ゲートはきちんと削れるのですが、当たっている面は磨かれているようです。塗装なしで完成させたい素組時には重宝するツールでしょうね。
パーティングライン処理=〇
今試しているキットにはなかなか処理する箇所が無かったのですが・・、

左が処理前、右が処理後です。斜めに走っている線がきれいに処理されています。
作業していて不思議だった事は、なぜか凹凸だけがきれいに削れていることです。良く失敗してしまうことが、意図せずやすりが当たってしまい削りたくない箇所まで削ってしまうことなのですが、そんなことが起こらなかったです。(通常はゴッドハンドのエッジ出しヤスリを使っているのですが)ですので、思いっ切ってガシガシ処理できます。
対象箇所が見えていることにより、無意識に力加減や当てる角度が良い具合になっているということでしょうかね。正直作業していて楽しくなってきて、他には処理する部品が無いか無意識に探していました・・・。いつもは敬遠したい作業なんですけどね。不思議です。
面出し(エッジだし)=×

左がガラスヤスリ、右がゴッドハンドエッジ出しヤスリです。削りカスから想像できるように、この作業は苦手のようですね。右のほうが明らかに削れてますし、角も立ってますね。

ただ、削れていないわけでもなく、ピカピカに磨かれています。
この辺りはメーカー説明の通りのようですね。
水洗い可能のやすりだということを思い出しました。水研ぎのように使ってみる。
当然ですが、やすり掛けの特性上、削りカスが発生することは避けられません。つまりは、指でカスをぬぐったり、息を吹きかけたりしていたのですが、手間がかかります。
実は自分はやすり掛けを苦手と感じているのですが、削りカスなどの処理も面倒ということも原因の一つです。
ですが今回、作業後に水洗いでやすりスティックを洗い流せるのでは?パーツをジャバジャバ洗いながら作業しても問題ないのかもしれない?と気が付き、口の広いボールのような容器とキッチンペーパーを用意し、実行してみました。要するに水研ぎみたいですね。

ところで、実際に水を使って作業しての感想はというと・・・。作業中、水の中にパーツを浸すことが悪いことのような気持ちになって躊躇しながら作業してたのですが、慣れると楽に手早く作業できました。そして、削りカスも気にならないので思い切って作業でき、不思議な気持ちになりました。
要するに、ジャバジャバ洗いながら作業していると、くせになりもっともっと作業したくなったという事です。
まとめ、プラモのためのガラスヤスリ GF-1の感想
おすすめできるメリット面
ゲートやパーティングラインなどの突起物処理に威力を発揮する本製品ですやはり作業面を確認しながら作業できるメリットが大変大きく、作業効率アップに効果が大きいです。
作業後は水洗いですぐキレイになり大変便利ですし、気を使わずガシガシ使い込めます。付属ケースで保管できる点も良いです。
ただ、広い面に対しては相性が悪い性格もあるようです。また、塗料が付着した面には使用しないほうが良いとのことです。目詰まりします。デメリットも踏まえて使い分ける必要があります。
作業が捗り、しかも上手に処理できますし、知らず知らずのうちに削る箇所を探している自分がいました。
私の中で”プラモのためのガラスヤスリ GF-1”は定番ツールになりつつあります。
使ったことが無い方、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか。もっと詳しい情報はこちらから↓

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気を付けなければいけないデメリット面
そうなんです、面を削ることは苦手です。いわゆる面出し、エッジ出し等、そういう作業には向いてないと感じました。削るというより、擦るような性質を利用するパーツなのかな、と思います。
ですが難しいところですが、表面をツルツルにする素質もありますので、何とも言えない不思議なツールです。
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