サウンドカード 家電、パソコン 自作パソコン、パーツ

ゲームに映画、動画作成やリモートワークなど、デスクトップPC用サウンドカードのおすすめをご紹介します。

2025年6月16日 アフィリエイト広告を利用しています

  1. HOME >
  2. 家電、パソコン >
  3. 自作パソコン、パーツ >
  4. サウンドカード >

ゲームに映画、動画作成やリモートワークなど、デスクトップPC用サウンドカードのおすすめをご紹介します。

2025年6月16日 アフィリエイト広告を利用しています


初めてデスクトップパソコンに内蔵型サウンドカードを装備した時の感想は。迫力のある音質になり、ドライバで自分好みの設定変更を楽しんだことを記憶しております。今回は、メインのデスクトップPCには必ず装備することにしている内蔵型サウンドカードについてです。

コンテンツ

そもそもサウンドカードとは?

サウンドカードは、パソコンのメイン基板であるマザーボードに付属している音響機能処理を、専用の別基盤で行うためのパーツです。
おおむねどのパソコン(デスクトップ、ノート)にも、購入後すぐに音が出力できる機能はメイン基板に装備されています。近年のパソコンの場合はある程度性能の良いスピーカーやヘッドフォンを接続すればそこそこ満足できる音にはなります。しかし、細かい設定を行うと物足りなくなることも事実です。さらなる音質向上や使い勝手の向上を狙うなら、安定してトラブルの少なくなった内蔵型サウンドカードの増設は有効な手段だと思っています。

ちなみに、この記事では最近よく耳にする”外付け型サウンドカード”は含んでおりません。(USB接続などで使用する外付け型タイプの機器。)熟成と安定のバランスに優れた、デスクトップPC内蔵型タイプのサウンドカードをご紹介します。

ゲームに映画、動画作成やリモートワークなど、デスクトップPC用サウンドカードのおすすめをご紹介しますの画像

ところで、サウンドカードを説明しようとしている自分はどんな製品の使用歴があるのか。

お勧めするなら、まずは本人の使用歴をお話しておいたほうが良いと思いましたので・・。(時系列が多少前後するかもしれませんが)

20年ほど前から試行錯誤しています。若いころから自作パソコンを作ったりゲームをしてきました。音響関係のパーツに興味が出たのは当時流行の”CRYSIS”をプレイしていた時です。(パソコン版です。シングルプレイメインでしたが、音響に不満を感じていました。まずは、

Creative Sound Blaster X-Fi XtremeGamer(2006年頃発売)

を購入して装着しました。マザーボード内蔵サウンドと比べて、スピーカからの音圧やくっきり感が向上しました。そして何より、”音の方位がわかる”音響になりました。

導入を決めた最大の要因は、”EAX”(環境音響効果)技術です。簡単に説明するとリアルな音響効果の再現技術です。当時としては画期的な技術で対応ゲームも多く、効果の恩恵を受けることができました。要するに音で敵の位置を把握しやすいのです。この時期に”CRYSIS”をプレイし、EAX対応のサウンドボードを選んだのが最初です。
そのうちにもともとプレイしていた”Call of Duty 2(コール オブ デューティー 2)”から”Call of Duty 4: Modern Warfare(コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア)へと移行したり・・。と、シングル→オンラインへと移行していきました。

スピーカーについては、2000円程度のものから、ロジクールX-230やSpeaker System Z523BKなどの2.1chを試行錯誤しながら使用していました。
ヘッドフォンやヘッドセットは、Razer Carchariasを使用したことも覚えています。

ASUS製のマザーボード(MAXIMUS シリーズの別基盤サウンドボード)

メインPCの新調も何度かしました。その中にはマザーボードに別基盤のサウンドボードが付属している高級品もありました。それが、ASUS製のハイエンドマザーボード、ROG、MAXIMUS シリーズです。別基盤にすることにより様々なメリットがあるとのことでした。(ソフトウェアでcreative社製X-Fi機能をエミュレートしたり、ノイズ軽減効果など。)

実はこのころ、OSがXPからVISTAに移行していく時期でした。そこで”EAX”もOS非対応となってしまいました。別途サウンドボードを導入する意味も一時的に減少している時期であり、トータルでのコストパフォーマンスを意識してこの製品を導入しました。実際に使った感想としては、ノーマルなオンボードチップよりは使いやすかったです。が、専用機能であるサウンドカードほど良くなかったといった印象でした。CPUの性能に影響される仕様だったからだと思います。

そして次第にFPSや海外製のRPGに熱中していきました。ヘッドセットでの状況把握やスピーカーでの迫力の両面を重視して、

ASUS Xonar Phoebus(2012年頃発売) や Creative Sound Blaster ZxR(2013年頃発売)

を導入してみました。当時としてはこのサウンド機器も導入当時の最新とは言えなかったのです。ですが、さらに進んだ技術が発達していた時期でした。より3次元的に状況把握出来たり、DSP効果に圧倒されたりといったことを覚えています。接続はアナログ接続のスピーカーとヘッドセット両方を使い分けていました。
また、手元での簡単接続ができる製品を選んでいました。それは、手元にコントロールデバイスを設置できる製品です。スピーカーとヘッドセットの切り替えやボリューム調整を容易にするためです。しばらくはこの状態が続いたと思います。

この頃は、スピーカーはCreative製の5.1chスピーカーIN-T6300や、ヘッドセットはRazer Tiamat 7.1を使用したことも覚えています。

USB接続タイプについては・・。Sound BlasterX G6 SBX-G6(2018年頃発売)

内蔵タイプばかり説明しましたが、USBタイプも使用したことはあります。(現在で言うところの”外付けDAC”と呼ばれているものだと思います。)PS4やPS5とも接続可能ということで使用しました。手軽にゲーム機とPC接続を交互にできたので運用面では楽でした。が、PCへの認識トラブルが多かったことが理由で止めてしまいました。それと何となく映像と音がずれて聞こえてくるような感じもしましたし・・。
個人的に今でもUSB接続タイプをパソコンで使用しないのは、この辺りに理由があったりします。

そしてCreative Sound Blaster AE-5(2017年頃発売)、現在はAE-9(2019年頃発売)

AE-5について

2017年ごろからは機動戦士ガンダムオンラインもしておりました。この頃は、参加人数が多いオンラインゲームを探していました。大人数でわいわい楽しいゲームは楽しいですものね。しかも”ガンダム”なんで・・・。徐々にこちらの比率が多くなってきたと思います。サクッとしたいこともありヘッドセットも使用しなくなり、スピーカメインでした。ですが様々な不満から、AE-5が発売されたときには買い替えしてました。やはり当時の最新機種の安定性や音質向上に改めてびっくりしました。

AE-9について

ですが、コロナが流行り始めて・・・。リモートワークの頻度が増えたこともあり、またヘッドセットが必要になってしまいました。正直頻繁にヘッドセット⇔スピーカーを切り替えるようになったため、コントロールユニットが手元にほしくてAE-9を購入しました。(何かのセールの時です。)いわゆる高級品でしたので、会議等で重宝しました。

ちなみに接続スピーカーは、サウンドバーになっていきました。通常のPC向けスピーカーの種類が減ってきていたこともありましたので・・。最初はDENON製のDHT-S316を光デジタル接続で使用。その後現在に至ってはYAMAHA製のYSP-2700をRCA接続で使用しています。(最初はDolby Digitalで出力してましたが、何となく映像とのずれを感じていたのでアナログ接続に変更しました。)


現在はAE-9とYSP-2700のままです。サウンドバーについて詳しくはこちらをご覧ください。

と、割と多くの機器を使用した経験や、設定を試行錯誤した経験があります。
という経験を生かして、今回のお話を進めてまいります。

内蔵型サウンドカードの特徴とは?

良いと感じることは?

豊富なドライバー設定(イコライザーやサラウンド)

機器を増設すると必ずデバイスドライバーを導入するのですが、この時に機器専用の設定ソフトウェアがインストールされます。このソフトウェアでイコライザーやサラウンド設定を行うことができます。
”映画を視聴しているときは低音を響かせて迫力を出したい。”
”音楽の時は高音も際立てたい。”
”FPSゲーム時は足音を際立てたい。”
など、用途に合わせた高度なカスタマイズが可能になります。

また、Dolby Digitalや独自のサラウンド技術も利用することができます。(その場にいるかのような音響空間を作ってくれます。)

高速なPCI Express接続による高速転送処理と内部接続によるトラブルの少なさ

内蔵型サウンドカードは、パソコンのメイン基板であるマザーボードに直接接続します。現在の主流はPCI Express接続ですのでデータ転送処理も高速です。
また、直接マザーボードに接続する内蔵型はデータ転送に要する処理も比較的シンプルになりますのでトラブルが発生しにくいです。(最初の設定はもちろん必要です。)

ひと昔前はサウンドカードはトラブルが多いと言われていました。ですが、技術が進歩したということでしょうか。

豊富で便利な音声入出力端子

ハイエンド製品になれば、様々な光デジタル接続やアナログ接続の端子が装備されています。お手持ちのスピーカーやヘッドフォンに合わせて接続できます。特に手元でのコントロールユニット操作は素早い操作が可能になります。大変便利でストレスが軽減されます。

悪いと感じることは?

ノートPCが販売主流となりつつあり、拡張性に優れたデスクトップPCは自作かBTOデスクトップPCを用意しなければいけない事

実は、ここでサウンドカードの選択肢がほぼ決まります。それは、ノートPCでは内蔵型サウンドカードは利用できない点です。ですが、内蔵型サウンドカード導入のためにPCを新調するのも変なお話です。
ただ、以前の投稿でも書きましたが、性能を追求したい場合はデスクトップPC(自作か自作系BTOパソコン)を選ぶべきだと考えています。ですので、PC購入などは使用用途に合わせてプランを立てるべきだと思います。

多少のPC知識、あるいは試行錯誤する根気が必要になる場合がある

経験上、以下のことが必要になります。

  • 物理的に機器を接続するノウハウ
  • ドライバー導入のノウハウ
  • うまく動かなかった時の試行錯誤の根気

機器接続やドライバのノウハウはあまり敷居は、現在はそう高くないと思います。現在では動画などで物理的な接続方法は公開されています。また、ドライバー導入は基本的に”次へ、次へ”で大丈夫です。

ただ、うまく動作しない場合は、何が原因かを探る必要があります。デスクトップPCのパーツ構成状況やOSや他のドライバー更新状況など、様々な要因を探って解決していくことになります。知識はネットで得られるのですが、記載されていない事柄は試してみるしかありません。

ですが、これらのことを理解して準備しておけば、さほど身構えることは無いと思います。知らずに突然トラブルに合うのが一番困ってしまいますので。

ちなみに試行錯誤問題は、USB接続の外付け型でも起こりうる問題です。内蔵型は一度解決すれば安定して運用できることが正直多いです。が、USBタイプは起動の都度起こることもあります。要は増設にはトラブルが付き物だということをあらかじめ理解している必要があります。

高品質製品は補助電源が必要になる製品もあり、所有デスクトップPCによっては導入の敷居があがる。

高品質製品を使いたい場合は、それなりに電力消費が多くなります。通常はUSBを刺すだけで、サウンドカードをマザーボードに挿すだけなのです。ですが高機能サウンドボードの場合は、電源から補助電源コネクタを挿す必要があります。電源の対応状況にもよりますので、必要に応じて電源ユニット交換も必要になります。

ある程度性能の良いスピーカーやヘッドフォン(ヘッドセット)でないと、機能を発揮できない。

安価に購入できるスピーカーやヘッドセットでは、性能を発揮しにくい点です。せっかくの高品質サウンドカードも、最終出力デバイスであるスピーカーやヘッドフォンの性能がネックになってしまいます。
近年はPCスピーカーの選択肢が限られています。が、個人的にはリビングTVで使用するサウンドバーを使用して高音質なPCサウンドを楽しんでおります。

では、これらを踏まえて、現在のおすすめ商品とは?

ここまで読み進められた方は、ご自分で試行錯誤して問題解決をされたご経験のある方や、設定項目をいろいろ試してご自分の好みを見つけたことがある方が多いのではないでしょうか。どういう状況であれ、やりたい事や好きな事は試してみないとわかりませんものね。

音楽、ゲーム、マイク入力等、バランスを求める方は、Creative Sound Blaster AE-7

デスクトップPC向けのサウンドカード、Creative Sound Blaster AE-7です。接続はPCI Expressです。

特徴を列挙すると、127dB DNR。32bit/384kHzハイレゾ再生のESS SABREクラス 9018 DAC採用。左右独立の高音質ヘッドホンアンプ「Xamp」搭載。手元での操作に便利なオーディオ コントロール モジュール付属といったところです。最大のメリットはゲームなどのオーディオ処理をハードウェアで引き受け、CPUを他の処理の為に使えることです。
独自のバーチャルヘッドフォンサラウンドやDolby Digital Live、DTS Connectといったエンコーディング機能にも対応しています。
ゲームで威力を発揮するScout Modeにも対応しており、FPSなどを優位に進めることもできますね。

おすすめは手元でヘッドフォンやマイクの接続ができるオーディオ コントロール モジュールで、ボリュームコントロールも素早くできるので大変便利です。
サウンドカードが高品質なのはもちろんですが、利便性に優れたモデルだと思います。ゲーム以外にもこだわる方には一押しです。

ゲームでの性能を求める方は、Creative Sound Blaster AE-5 PLUS

デスクトップPC向けのサウンドカード、Creative Sound Blaster AE-5 Plusです。接続はPCI Expressです。

特徴は、122dB DNR、32bit/384kHzハイレゾ再生のESS SABRE Ultra DAC採用。左右独立の高音質ヘッドホンアンプ「Xamp」搭載。独自のバーチャルヘッドフォンサラウンドやDolby Digital Live、DTS Connectといったエンコーディング機能にも対応。Scout Modeにも対応。
先にご紹介したAE-7の下位モデル的な位置づけです。が、大きな違いはオーディオ コントロール モジュールが付属していない事です。
他にも細かい性能が違い、価格が1万円以上違うため、ゲーム用途であればこちらがコストパフォーマンスに優れます。

全てにおいて高品質を求める方は、Creative Sound Blaster AE-9

デスクトップPC向けのサウンドカード、Creative Sound Blaster AE-9です。接続はPCI Expressです。

129dB DNRおよび32bit 384kHzハイレゾ再生のESS SABREクラス 9038 リファレンスDAC採用。左右独立の高音質ヘッドホンアンプ「Xamp」搭載。独自のバーチャルヘッドフォンサラウンドやDolby Digital Live、DTS Connectといったエンコーディング機能にも対応。Scout Modeにも対応。
AE-5、AE-7よりさらに上位の高性能サウンドカードです。細かい性能やパーツも最上位のものとなり、あらゆるオーディオで高性能な処理を行ってくれます。また、交換可能なオペアンプ採用で、好みに合わせてカスタマイズ可能です。

付属のオーディオ コントロール モジュールもAE-7付属のものよりさらに利便性が向上しております。(ダイナミック/ファンタム電源コンデンサー XLRマイクをサポート)。
個人的にはRCA入力に対応していることがうれしいところです。

価格は高いのですが性能は間違いなく最上位です。特に、ゲーム実況や配信で高品質マイクを使うの方には最適の一品です。別途外部電源が要るため導入には注意が必要です。

まとめ

ひと昔前はサウンドカードといえば内蔵型タイプ(デスクトップPCの空きスロットに装着するタイプでハードウェアチップによる処理→データを内部転送で行うためCPU処理の軽減に役立った)の事でした。技術の進化にともない、現在はUSB接続の外付け型タイプ(データ転送はCPU処理によるUSB方式)に移行しつつあるようです。ハードウェアの進化が進みCPUに余力ができるようになったということなのでしょうか。そういう事情で内蔵型サウンドカードは新製品の登場がなくなりつつあり、転換期を迎えているように感じます。

ですがそういう意味では、安定した性能を発揮できる内蔵型サウンドカードは、鉄板の装備とも言え大変おすすめです。

ゲームでは迫力ある空間でより立体的に状況を把握することができるようになりますし、映画やドラマ、アニメ視聴ではその場にいるかのような迫力を感じることもできます。

次世代の音響システムとの転換期に入りつつあるのかもしれませんが、安定した性能を発揮できる内蔵型サウンドカード導入は、今だからこそ厳選された選択肢がある状況だと思います。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

ねぐみゃん

困った事や興味がある事は、まずは自分で試してみたいと思っている2児(子供)と2匹(猫)の父親です。自分では普通だと思っている、いささか変わった人間のようです・・。 プラモデルを中心に、色々と体験している事を自分の感覚で話題にしていきたいと思います。

-サウンドカード, 家電、パソコン, 自作パソコン、パーツ
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,