以前のガンダムキュリオスの投稿に引き続き、『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』、第1シーズンより”GN-005 ガンダムバーチェ”の素組レビューです。ちなみに、”ナドレ”については別で投稿します。そして、こちらも後日、塗装したいと思います。(4機並べます。)
MG ガンダムヴァーチェについて
ガンダムバーチェについて
では、ガンダムバーチェについて、先日よりご紹介している”エクシア”、”デュナメス”、”キュリオス”同様、私設武装組織ソレスタルビーイングが開発した第3世代モビルスーツ、ガンダムです。
さて、こちらの機体は物語中盤から終盤にかけて、物語の謎とともに機体の特徴も明らかになっていきます。そして、当初からの形態であるGN-005ヴァーチェは、重武装、重装甲の機体で砲撃タイプの機体です。
さらに、搭乗者は序盤から謎の多い人物、ガンダムマイスターのティエリア・アーデです。機体に関しては他の3機と同様に”GNドライブ”を搭載しています。特徴的な武装として、GNキャノンやGNバズーカといった高出力の武装を装備しており、同じ射撃ではありますが精密射撃を得意としたガンダムデュナメスとは違い、固定砲台かのような高出力高火力による戦術運用が得意な機体です。また、唯一”GNフィールド(バリア)”を発生させることができる機体で、動きずらい砲台としての機動性の弱点を補うことになっています。
結果的に、重装甲により他の機体より機動性が悪いですが、GN粒子を最大限に生かす装備が特徴となっている機体です。
ガンダムナドレについては別稿にてご紹介します。
キット展開について
2007年12月(HG)→2021年11月(MG)と、シンプルな展開(無印もあります)となっております。本キットはバーチェ状態から装甲を外すことによりナドレ状態を再現できます。
まずは立ち姿から撮ります。

ここまでボリュームのあるガンダムは中々無いですよね。

この状態では、GNドライブは見えません。

4機にいえるのですが、直立立ちが若干不得意です。塗装の時に何か考えなくては・・。

片手でGNバズーカは持てますが、ハンドパーツが取れやすかったですね。
可動域や装備品、ポージングを撮ります。

首の可動は、正直曲がりませんでした。装甲にあたって止まってしまいます。

あんまり変わらないですね。

同じく。

腕は水平までは上がります。

肘関節は90°止まりです。腕の装甲が干渉します。

胸はスライド回転方向に稼働します。ちなみに腰はほぼ稼働しません。

股関節前稼働はこのくらいです。後ろへはほとんど稼働しません。

膝は90°可動。

脚の開きはここまでです。装甲が干渉します。

GNキャノンの可動ギミックです。

ここまで上がります。

側面から・・。

GNキャノンの付け根が少しスイングします。

回転でき、方向を変化できます。ちなみに、砲身がスライドで伸びます。

GNフィールド発生状態です。引き出して・・・、黄色い部分が見えますか?

コックピット付近です。

GNバズーカは両手持ち可能です。左右にグリップがあります。

アクションベースで保持できます。

バーストモード。砲身が伸びます。(下のパーツが引っ込んでますね。スイマセン。)

このポーズが出来て満足です。
まとめ
機動戦士ガンダムダブルオーでのガンダムヴァーチェ(ティエリア・アーデ)の存在について(注、少しネタバレあります。)
バーチェ、ナドレといった両極を併せ持つ機体に搭乗するティエリア・アーデは、物語当初は”冷徹”、”任務至上主義”的なキャラクターとして物語が進んでいきます。ヴェーダと直接リンクしているシーンなどもあり、他のガンダムマイスターと比べても謎が多い存在です。
物語が進むと、ヴェーダとの直接リンクができる生体端末”イノベイド”という存在であることが明らかになりますが、第一シーズン中盤以降、何者かによりヴェーダとのリンクを遮断されてしまいます。リンクできることが自分のアイデンティティであり、自分を特別な存在たらしめていると理解していたティエリアは自分の存在意義を見失いますが、他のメンバーとのつながりによって次第に変革していきます。当初は他のメンバーを”監視や導くべき対象としての人間”という感じで観察していたようでしたが、徐々に”対話し共感する存在”へと変化していく様子が描かれてます。
本キットと関わりないシーンですが、機動戦士ガンダムダブルオーシリーズ最終のセリフなどは、聞いていてグッときました。もし、ご興味がありましたらこちらから視聴できます。(2025年5月現在)
キットについて
バーチェとしての可動はほとんど無いですが、必要な可動に的を絞った感じです。稼働しずらい中でGNバズーカを両手持ちで再現できることは、さすがといったところです。やはりナドレとの装甲換装ギミックがメインなのだと思います。
