前回のガンダムエクシアの投稿に引き続き、『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』、第1シーズンよりGN-002ガンダムデュナメスの素組レビューです。
MG ガンダムデュナメスについて
ガンダムデュナメスとは
では、エクシア同様、私設武装組織ソレスタルビーイングが開発した第3世代モビルスーツ、ガンダムです。しかしエクシアと違い、こちらの機体は長距離射撃、精密射撃を得意としています。
まず、搭乗者はガンダムマイスターのロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)の他、ガンダムでおなじみの”ハロ”もサポート役として搭乗しています。機体にはGNドライブを搭載しているのはもちろんですが、長距離、精密射撃用のGNスナイパーライフル、連射性に優れたGNビームピストルの他、GNミサイル、GNビームサーベル、GNフルシールドなど、多種多彩な装備を有しており、期待性能の高さがうかがえます。
キット展開について
時系列にすると、2007年12月(HG)→2019年3月(MG、本キット)とシンプルな展開です。また、いくつかのバリエーションモデルとグレード付けのないキットも発売されています。
そこで、今回は2019年発売のMG版をとりあえず素組レビューします。また、エクシア同様、後日塗装も行いたいと思います。(ほんとうにいつになることやら・・・)
まずは素立ちから

比較的シンプルなエクシアに比べると、ややアーマー的な造形が大きな印象のデュナメスです。

GNバーニアが腰の後ろに2基装備されています。GNコンデンサとGNケーブルは、エクシアと同じものが使われているように思います。

武器、等の一覧です。

GNドライブは取り外し可能です。このキットにはGNドライブディスプレイ用の台座は付属していません。

フル装備状態です。(GNフルシールド、GNスナイパーライフル、GNビームピストルのホルスター等)

可動域や装備品、ポージングについて
可動域について
まずは頭部可動から


首が上に引き出せることにより、かなりの可動が可能です。


精密射撃モードのカメラ展開ギミックがあります。

股関節は180°開きます。腕の挙がり具合は水平位置は可能。肩アーマーに余裕があるように見えますが、内部で上腕部が干渉しています。

肩の前後稼働です。上半身の一部が稼働しますので、それなりに稼働します。

胸はGNコンデンサに沿って曲がります。これにより腕がさらに挙がります。


腰可動について、後ろへはかなり反らせる印象。前屈は標準的。




可動を組み合わせると、様々な動きが可能です。
GQuuuuuuX(ジークアクス)のように走る。

いつもの走っている姿です。首がかなり挙がるので、上体をかなり前傾できます。かなり雰囲気出ますよね。

最近放送開始の、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」、オープニングで米津玄師さんの「Plazma」にノッて走っているシーンがありましたね。今度からはあのように走る姿を再現してみようかな・・と思います。(腰が90°曲がっているようなので、見直して勉強します。)人間が走っているみたいで大好きです。

走り幅跳びジャーンプです。腰が後ろに曲がっていい感じです。

首が本当に曲がるので、ポージングに表情がつけやすいというのでしょうか。それと、手のひらが固定パーツで造形がしっかりしています。これもポージングの表現がいい感じになります。・・・顔の向きと手の指先の表現って大事なんだと思います。
装備品とポージングについて

前面の腰アーマー、膝アーマーのGNミサイルポッドが展開可能。

腰後ろのGNバーニアは上下に展開可能。同時に粒子排出バーニアが展開されます。

GNスナイパーライフルです。スコープは左右に傾けることができます。フォアグリップは展開可能、前後可動あり。バイポッドも展開可能。差し替えで延長ギミックあり。

バイポッドの延長です。せっかくなのでこのポーズ。首がかなり上向きにスイングできます。このポーズのためかな・・・。

膝立ちでの構え姿です。スムーズにできました。ほんとに良く稼働します。

このポーズ、顔がスコープを覗いている動きが無いと成り立ちにくいのですが、首関節が優秀なため細かい表情がつけやすいです。

かなり大きいGNフルシールドを前面に展開した様子です。GNスナイパーライフルは肩に接続可能。

GNビームピストルはホルスターに収納可能。


2丁拳銃(GNビームピストルです)がいい感じです。

「俺に剣を使わせるとは!」、とはロックオン・ストラトスのセリフですが、ビームサーベルを使わないのはポリシーだそうです。

やはり、スナイパーライフルが似合います。

ハンドパーツが固定タイプなのも、好印象です。ポーズが取らせやすいです。

「目標を狙い撃つ!」
MGガンダムデュナメスのキット紹介について動画にまとめましたので、もしご興味がございましたらご覧ください。
まとめ
機動戦士ガンダムダブルオーでのガンダムデュナメス(ロックオン・ストラトス)の存在について(注、少しネタバレあります。)
デュナメスとエクシアについて
まず、ガンダムデュナメスは、長距離狙撃や精密射撃が得意な機体です。ガンダムエクシアが目標に対して前線で幅広く事態を切り開く存在であるなら、デュナメスは目標に対してピンポイントに狙いを定めて実行する存在です。「目標を狙い撃つ」ってセリフはそれを明確に示しています。刹那が幅広く問題に対して切り込んでいく存在なら、ロックオン・ストラトスは一歩引いて冷静に問題に対処する存在です。
デュナメスとロックオン、他のマイスターとの関係や立ち位置について
そして、実際に劇中初期には、エクシアが敵陣に飛び込み切り開き、デュナメスが遠くから援護してエクシアを支える姿が描かれています。いわば、ソレスタルビーイングのフラッグシップたるエクシア(刹那)と、他のメンバーを無条件に支えたデュナメス(ロックオン)の関係そのものです。
ですが、そのロックオン(本名:ニール・ディランディ)は、実はテロで家族を失っています。第一シーズン最後では、その仇であるサーシェスを追い詰めはするのですが、「仇を取らなきゃ、俺は前に進めねぇ、」とセリフをそこして相打ちとなり、宇宙に消えてゆきます。最終的に劇場版で対話を目指すことになるソレスタルビーイングですが、刹那にいつも語り掛けるのです。「お前は変われ。変われなかった、俺の代わりに…」そういう意味でガンダムマイスターの中心たる人物であったロックオン(ニール)と、その搭乗機”ガンダムデュナメス”は、重要な存在であったということです。
私のつたない説明の中で、何か共感するキーワードを感じていただけるようでしたら、ぜひ、ガンダムダブルオーの映像三作品(TV第一シーズン、第二シーズン、劇場版)をご覧ください。その魅力を堪能していただけると思います。
2025年4月現在ではAmazonPrimeVideoで視聴できます。
キットについて

エクシアに比べると新しいキットですので、細かい部分で稼働させやすいキットに進化しているように感じられました。そして、ギミックが多彩なところも変わらず好印象で、様々なポージングが楽しめます。購入してよかった・・・、と実感するキットです。塗装するのが・・・、楽しみです・・。