先日のガンダムエクシア、ガンダムデュナメスの投稿に引き続き、『機動戦士ガンダム00(ダブルオー)』、第1シーズンよりGN-003ガンダムキュリオスの素組レビューです。
MG ガンダムキュリオスについて
ガンダムキュリオスとは
では、ガンダムキュリオスについて、私設武装組織ソレスタルビーイングが開発した第3世代モビルスーツ、ガンダムです。そして、こちらは変形機構を備える可変機(MS形態と飛行形態)で、機動性を生かした戦闘を得意としています。
一方、搭乗者については、ガンダムマイスターのアレルヤ・ハプティズムで、物語が進むにつれて明らかになることですが、いわゆる、二重人格者であり、ガンダムキュリオスの変形機構はその二面性を表しているかのようです。
しかしながら、個人的には突然、飛行形態で自由に飛び回る様子などは見ていて飽きない存在です。
キット展開について
まずは時系列に並べてますが、2007年11月(HG)→2020年5月(MG)、グレードなしのキットもあったと思います。ということで、今回のキットは2020年のMG版で、比較的近年の発売キットのご紹介です。
ガンダムキュリオスの素組レビュー、まずは素立ちから

今更こんなこと言うのはどうかと思いますが、変形キットなのにMS形態がかっこいいですよね。
また、標準のMGですが、外部装甲から内部フレームがちらちら見えます。部分的に穴をあける表現が多数あります。


背面に大きなものを背負っていませんので、自立は余裕で可能です。

主武装を装備しても自立には問題なし。

背面から見るとエクシアやデュナメスのように、GNドライブやGNコンデンサが見えにくいです。

さて、最大の特徴としては、飛行形態の存在です。変形させてみた感想としては、形態変更といった感じで、Zガンダムのような変形と違う感じです。
可動域や装備品、ポージングについて
可動域について

首可動について


上、下、横と、良く曲がります。

腕はめちゃくちゃ上がります。

腕と状態が直接接続されていないので曲がるのかな?肩アーマーのジョイントだけで接続されています。

肩の前後可動は均等です。

肘は申し分なく稼働します。

手首がかなり曲がります。

腰関節の前屈可動はこんな感じです。曲がるほうだと思います。

後ろへも良く曲がります。

上半身を使っての表現はしやすいです。

前へも同じく。

他のGNドライブ搭載機と同様に、胸を中心に肩が上がります。

股関節稼働です。足を前後に広げます。後ろへは水平に上がります。

前へは、腰アーマーが干渉します。足を広げると上げれます。

開き方向は水平に上がります。


股関節の付け根部分は、スライドして位置が変化します。変形用だと思います。

膝関節は完全に曲がり切ります。うまい具合に翼部分が前に来るため、膝立ち可能です。

足を広げないと膝が立てれませんね。

全身を使っての可動、走るポーズです。首スイングが大きいので、様になります。

ジャーンプ!腰を反らせるので雰囲気出ます。
ギミック、武装について

コックピット付近のギミックです。

GNドライブは取り外し可能。

付属品と武装は、ハンドパーツ3種類、GNビームサブマシンガン、GNビームシールド、GNシールド、GNシールドニードル用パーツ、GNハンドミサイルユニット(接続ジョイント)です。

GNビームサーベルは後ろ腰アーマーの裏に格納されてます。


スラスターのGN粒子排出部分は展開します。

GNビームサブマシンガンです。

GNハンドミサイルです。

ちなみに、両武装のコントロールユニットは分離します。

GNハンドミサイルは腕に取り付け可能です。(写真はジョイント部)

GNハンドミサイルを腕に取り付けた様子。

腕にGNケーブルが配置されてます。ちなみに、そのわきの穴は・・、

GNシールドを固定する箇所です。

GNシールドニードルに変形可能です。
ポージングについて
ポージング写真を・・・。


腕が良く開くので、大胆なポージングができます。

某組織の研究所を破壊するシーン。

固定ハンドパーツなので、何気ない姿でもいい感じになるような気がします。

各部良く稼働するのですが・・・・、脚の翼や肩裏のパーツ等、尖ったものが多いため動かすのに苦労します・・・。折れそう・・。

股下に、付属のアクションベースジョイントを設置できます。

角度をつけても崩れ落ちなかったです。

かかととつま先に変形機構があるためなのか、地面に立ってポージングは不安定だったです。

個人的には、GNコンデンサがもう少し見えればよかったなあ・・、と思ってしまいます。

変形機構があるキットは、稼働しないことが多いと思うのですが、本当に良く曲がるし上がります。飛行形態にするのがもったいない・・。

GNシールドの先が開きますが、閉じた状態で固定できることが、地味にポイント高いです。

飛行形態ディスプレイ時も股下のジョイントで大丈夫です。脱落しないです。

ちなみに、劇中に登場したテールユニットやテールブースターは付属していませんでした。
ガンダムキュリオスの素組レビューのまとめ
機動戦士ガンダムダブルオーでのガンダムキュリオス(アレルヤ・ハプティズム)の存在について(注、少しネタバレあります。)
まずは冒頭でご紹介しましたが、搭乗者のアレルヤ・ハプティズムは、いわゆる二重人格で、当初は謎の多い人物です。”普通の・・というより優しいアレルヤ”と、”凶悪、凶暴なハレルヤ”、相反する人格を持つこの人物は、ある組織出身の元強化人間です。そして、物語が進むにつれて謎は解明されていくのですが、ある意味、劇中世界の矛盾を象徴するような存在です。
一方、その矛盾を抱えるアレルヤが搭乗するキュリオスという機体も、飛行形態とMS形態という2面性という特性を持ちます。さらに武装にもそれは表れているようで、アレルヤはシールドとして防御使用していたものを、ハレルヤはシールドニードルとして攻撃に(それも凶暴な)使用する場面もあり、人格をうまく表現している機体だと感じました。
他にも面白い場面がたくさんありますので、もし気になる方がいらっしゃるようでしたら、2025年5月現在、AmazonPrimeVideoにて視聴できますよ。
キットについて
変形については特に複雑なギミックがあるわけでもなく、脆い部分もありませんので気軽に楽しめることができました。ただし、ツンツンした部品が多数ありますので、破損にはご注意を・・。また、変形について写真に収めようと思いましたが、下記の動画にて変形の様子を収めました。ちなみに、字幕も声もなくて申し訳ございません。
では、総評としては、最新に近いMGはかなりの優れモノでしたので大変おすすめです。
塗装も楽しみです。
