”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ 形状修正編、ヤスリやデザインナイフで削って形状修正してみる
では、少しプラスティックのお話をすると、プラモデルは大量生産品である上に金型で成形される性質上、どうしても鋭い角はできにくいのだそうです。さて、そこで今回は、ヤスリやデザインナイフで角を作ってシャープな形状に削り込もうということでいくつかチャレンジしたいと思います。ここいらで、一気にプラモデル初心者を卒業したいところです・・・ね。

そもそも、シャープな形状、鋭い角が好まれる理由について
そういえばガンプラは、低年齢層にも訴求しているため、特に安全にも配力している傾向が強いです。だからこそ余計に、角を立てる、薄くするという改造が定番になっているようですが・・・。確かに上手な方が作成された完成品は、パリッとしていてかっこよいですよね。では、なぜそこまでかっこよく見えるのだろう・・、自分なりに考えてみました。
脳内のイメージとのギャップ
そもそも私は、プラモデルは”実物だったらこんな感じ”や、”工業製品(ここではモビルスーツ)はこんな感じ”というイメージを脳内補完しながら鑑賞しているのかもしれないと感じておりまして・・。例えば、エヴァンゲリオンのような丸みを帯びたものが有機質に感じるように、角が立ったパネルが組み合わさった形状は無機質(機械的)に感じる側面はあるのかもしれません。ですが、意図したデザインであれば、丸みを帯びていても工業製品と認識できますので、つまりは、意図したデザインなのかどうかが重要なんだと思います。ですので、金型都合による丸みは、脳内ではイメージ通りではないマイナス要素に理解され、角がシャープになるとプラス方向の認識に作用するのだと思います。
視覚情報の整理
また、表面を削る回でも書きましたが、光の当たる面の境界が明確になることも、視覚的効果が大きいのだと思います。つまり、微妙に波打った形状が、はっきりとした線形や面に置き換えられると脳内での情報が整理され、結果的に立体感がますという事になるのではないかな後も考えます。
結局はどういうことなのか・・
つまりは、脳が違和感を感じる丸み(いわゆる成形の乱れ)は削って、デザイン意図を感じる丸みは残すから、かっこよく見えるという事なのでしょうか。まあ、結局は技術が無いと再現できないので、練習あるのみなんですけどね・・・。
では、このあたりを意識しながら練習していくことにします。
ヤスリで形状を鋭角に見せる
硬いヤスリで部分的に削って、鋭角に見せる

では早速・・、このパーツは2000年前後の初期MGのパーツです。ちなみに、主翼なのでよりスマートな形状が好まれると思うのですが、実際は丸い形状になっています。ちなみに、この形状はデザインなのだと思いますが、あえて硬いヤスリなどを使って角を作りたいと思います。

実際には図のようなイメージで、ゴッドハンドのエッジ出しヤスリで削り込みます。この場合、硬くて変形しないヤスリの本領発揮です。

こちらが削り込んだ結果です。スジ彫りに合わせて角を作ればかっこよいかもしれませんね。
削り量の多いヤスリで、時短で形を変える

ガンプラでよく見かけるダクト形状のパーツです。これをシャープにしていきます。

ちなみに、断面的にはこのような方法が手っ取り早いのかなと思います。表面はこの方法で削ります。

ダクト形状のパーツの場合は、内側の形状にも気を付ける必要があります。そこで、細い金属のやすりを使用して内角を削ります。

左側が形状修正したパーツです。ダクト内径にも薄いヤスリと当て板で多少けずりましたがあまり効果がありませんでした。そこで、デザインナイフで多少肉厚を斜めに削っておきました。・・・しかしあんまり変わらんようにみえるな・・。


ちなみにやすりスティックや紙やすりについては、当て板を使う事で指が届かない奥まで削ることが出来ます。
そして表面形状の修正には、ヤスリ掛けだけではなく、デザインナイフを使ってのカンナ掛けも試してみる
スミ切りカット

もともと、角を出さずに角を斜めにデザインされているキットです。

ですが、よーく観察すると、面の間は丸みを帯びています。そこで、デザインナイフをカンナ掛けするように使用して、削いでいきます。

左が加工後のパーツです。すっきりした印象にはなったかな・・。
パーツを薄く見せる

翼の肉厚が気になります。おそらく、厚さよりパーツ端の形状が野暮ったく見せているのだと思いました。

そこで、形状の端線部分を斜めに削って鋭角にして、薄く見せたいと思います。

デザインナイフで形を作っていくのですが、切るのではなく、何度もカンナ掛けして削いでいきます。図のように滑らす先に刃を立てずに寝かせ、削いでいきます。

左が処理後、右が処理前です。

角度を変えると、左の処理後パーツの厚さが薄く見えます。端だけを削るだけで薄く見えるので、目の錯覚って不思議ですね。
さらに、角を作って、先を尖らせる

画像にはないのですが、中心を砲身が設置されてビームキャノンとなるパーツの外装です。軽く表面を削って様子を見ていたのですが、少し丸い部分が多いため、角を作ってみました。

方針を包むようなトンネル形状ですが、ここをデザインナイフで削いで形状を変えます。

また、先端が太いためにシャープさが足りないのかもしれないと思い、先端を付近に角度を付けました。一部はニッパーでカットしてます。
まとめ
何となくあーしたい、こう削りたい、など思い浮かびはするのですが、なかなか手が追い付いて来ないものです。やっぱり練習するしかなく、でもこちらの作業も表面を削るのと同様に、やればやるほど終わりのない作業でもありまして・・・。バランスよく削れるように上手になれるよう、コツコツ練習していきます。
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