引き続き、1/500宇宙戦艦ヤマト電飾計画です。前回、悩んで選定した電子工作キットが自宅に届いたので、まずは開封確認、そしてキットを試していきたいと思います。さて、どこまで自分の経験や知識が役に立つのか不安ですが、チャレンジしていきます。
まずは、開封します
内容物を確認

A4用紙くらいの大きさのパッケージです。それなりの重みがあって開封が楽しみです。

箱の中にプラケースが入っており、その中に細かい部品が格納されていました。どうやら、キット的にはセンサー付きの車ができるようです。

プラケースは2段構成、びっしり詰まっています。

プラケースの中には、おそらく部品リストに類する一覧表がありました。今の私には不明パーツが多いですが、文章だけの一覧よりわかりやすくて助かりました。
ただ、CDやマニュアル冊子のようなものは付属しておらず、オンラインマニュアルのみでしたので、自分は専門書籍を1冊購入しました。
経験上、オンラインマニュアルだけでは最初の理解が追い付かないため、目的に特化した書籍(著者さんや編集者さん、出版社さんの文章校正が入った書籍)も参考にして学習を進めます。ちなみに書籍を参考にすることは、著者のフィーリングやニュアンスも文章化されていることも多く、初心者には雰囲気を感じるには最適な方法の一つだと思っています。(youtube動画も便利ですが、動画を見ながらのチュートリアルは自分のペースに合わないので・・)ちなみにkindle版を購入してPC上で閲覧しながら、手元で回路作成、隣画面でコード作成しております。
とりあえず試してみます
IDEをPCにインストール

IDEとは、Integrated Development Environment(統合開発環境)の略であり、P'C上でプログラムを作成したり修正したり、マイコンに転送したりするための必須ツールです。サイトからダウンロードしてインストールしておきます。
スイッチ操作でLEDを光らせてみる

いわゆるマイコンボード、メイン基板ですね。電源などの配線とプログラム実行のための文字通り基盤となります。

通常、電子工作の配線にはユニバーサル基盤+ハンダ作業が必要だと思っていたのですが、このArduinoシリーズはこのプレッドボードを使用することでハンダ作業を必要とせずにトライアンドエラーの配線作業が可能です。具体的には挿したり抜いたりだけなので、配線変更を容易にできることが特徴でもあります。

なんにせよ、LEDを使って工作してみます。無色以外にも数種類着色されたものがあります。

左が通常のLED、右は変色可能なRGB_LEDです。変色のコントロールはIDEでのプログラム制御です。まずはこちらを使用します。

電気配線には全く詳しくないのですが、電子工作には欠かせない抵抗器です。自分のデスクトップPCは自作なのですが、マザーボードに組み込まれているあれですよね。

ジャンパーワイヤーです。これで各基盤やパーツをつないでいきます。

キットに付属していたスイッチです。このスイッチを押すことで光ったり効果音が鳴ったりできるようにします。

このように、プレッドボードを使って回路を設計していきます。ハンダを使用せず、各パーツを基本的に抜き差しで作業できますので、サクサクとテスト出来ます。ちなみに今回は、ネットにて経験者様方のサイトを参考に、必要な箇所個所をまねさせていただき、プログラムも同様につぎはぎさせてもらいました。
効果音を鳴らすために、MP3プレイヤーを追加する

そういえば、セット内容物にMP3プレイヤーが付属しておりませんでしたので、追加で購入しました。念のためプレッドボードも買い足しておきました。

そう、マイクロSDカードは別売りです。ちらっと見えているのがそれです。
ちなみに効果音はこちらのサイトからダウンロードしました。効果音も自作してみたいですね・・・・、ほんとは。今回は、複数の効果音を組み合わせて使用します。

ということで、回路は完成です。ちなみにスピーカーはモノラルです。そのうちステレオにしたいですが、これについてはぼちぼちと進めていきたいと思います。
ということでテストしてみました

ということで、IDEにて作成したコードをコンパイルしてArduino Uno R4 Minimaに転送します。USB経由で行い、スイッチを押したところ・・・・。
見事にLEDが輝いて、効果音も鳴っていました。まずは一つクリアです。

LEDの色も時間経過とともに変色できており、その後に効果音とLEDの変色タイミングが合うようにプラグラムの時間変数を調整しておきました。まずは、波動砲を想定して作業しました。
今回のまとめ
開封からLEDを光らせるまで、2時間ほどでたどり着きました。細かい抵抗の計算方法などはまだ理解していないのですが、何となくでやりたいことを表現できるのはさすが教育用というだけのことはあります。今回はLEDをメインに構築していきますが、セット内容にはモーターやサーボ、デジタル表示板なども付属しており、様々な事が実現可能のように感じます。・・・・これはやりだしたら止まらんわ・・。
・・1/500宇宙戦艦ヤマト電飾計画に話を戻すと、模型内に組み込むためにまずは、このように電飾パターンを組み立てていきたいと思います。その後に本番用の基板に移植して実際の模型の加工、その後に模型の塗装を行い組み込むといった工程が良いように思えてきました。
何にせよ、次回はエンジンの電飾など残りの項目をArduinoを使用して回路とプログラムのたたき台を作成していきたいと思います。