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黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラック(黒いサーフェイサー)の吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)

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黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラック(黒いサーフェイサー)の吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)

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”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ サーフェイサー編

今回は、黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方についての記事です。とはいえ、サーフェイサーを吹いて表面処理をする方法の事ではなく、黒立ち上げ塗装の下地として綺麗に黒色を吹く方法です。もしかすると、単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装についてといった側面の記事でもあると思います。たくさんの方々のそれぞれの方法があると思うので唯一の正解の方法ではありませんが、もしかすると私の方法も誰かの役に立つかもしれないと思ったので記事にします。

ちなみに私のように1990年代のガンプラ雑誌だけを見てあこがれていた者にとって、サーフェイサー吹付とは技術力が必要な工程の一部という認識が高く(少なくとも自分はそう思ってました)、最高完璧な製作に使用するプロ工程みたいなイメージでなかなかやってみる一歩を踏み出せませんでした・・・。現在は、ツールや塗料が進化したおかげでその敷居も低くなったことでその間口も広がりましたが、もしかすると今回使用するエヴォブラック(黒いサーフェイサー)もその一つかもしれません。そのようない意味では、私が黒立ち上げ塗装をチャレンジしてみようと思わせてくれた塗料の一つです。

ではでは・・。


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黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

ガイアノーツ、エヴォブラックについて

ところで、ガイアノーツのエヴォブラックについて

2000年ころまでは、素組でガンプラを楽しんでいた私にとって、エアブラシ塗装は無縁の存在でした。(それ以後、20年ほどガンプラからは遠ざかっていました・・)だからこそ、当時は雑誌のマックス塗りにあこがれていたのですが、サーフェーサーといえば灰色一択だったように思います。それにザラザラ・・・。ですので、昔の黒立ち上げ塗装は、サーフェイサー→表面処理→サーフェイサー→黒塗装→グラデ塗装みたいな感じで、工程がすごく多くなってしまい、まさにプロモデラーの領域のように感じていました。

ですが、それを覆すかの如く2010年ごろに登場したのが、ガイアノーツのサーフェイサーエヴォブラックなんだと思います。工程を短縮できてしかも粒子が細かく塗料の食いつきも良い・・、ということで普及したのが始まりらしいです。ちなみに、その背景には、表面処理が不要になるほどのガンプラ自体の品質向上や、エアブラシ塗装の普及も関係しているのだと思われます。(AIによる出典を織り交ぜて・・)

いわば、黒いサーフェイサーであるエヴォブラックは黒立ち上げ塗装(マックス塗り)の為に生まれたといっても過言ではなく、、効率を重視するモデラーにはぜひとも使っていただきたい下地塗料なのです。

一般的なサーフェイサーのメリット

ところで、サーフェイサーのメリット面について挙げると、

  1. パーツへの塗料の食いつきを良くする事
  2. プラスチック素材の透け防止
  3. 塗装状態の均一化
  4. 傷を埋める事(番数や製品によります)

という事が一般的ですが、様々な製品がありますので、使用目的に合わせた製品選びをすることになると思います。

一般的なサーフェイサーのデメリット

反対に、デメリットは、番数や製品によっては、細いモールドを埋めてしまうかもしれない事だと思います。傷埋め性能を目的とした背品の場合は仕方がないかもしれません。

また、同じパーツに何度もエアブラシをするので、面倒だという事もデメリットかもしれません!

ガイアノーツのエヴォブラックにこだわる理由

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

・・ところで、なんでエヴォブラックにこだわるのか・・、理由はいくつかあります。

  • 希釈が薄い状態でも、濃い状態でも、ムラができにくく、隠ぺい力が強く、乾燥がはやい(粒子が細かいので均一的な塗装が可能であり、薄くても素材色が隠れる、希釈は1:2.5~3.5程度))
  • 上に重ねる塗料の乗りが良い、発色も良い
  • パーツ裏にも塗布することにより、塗装後の状態が引き締まる
  • 下地として吹き付けても、粒子が細かいためモールドを埋めることはほとんどない

などが挙げられます。

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ですが、エヴォブラックの苦手な事・・・

粒子が細かい事が特徴といったのですが、つまりはサーフェイサーのメリットで挙げた”傷埋め性能”は弱いという事です。

本当に細かい傷は埋まるのですが、例えばハセガワさんのモールドは埋まらないので、ガシガシやすりで削るような表面処理の一環として使用する事には向かないように思います。

合わせ目消しに使用した状況

再度上塗りしましたがこのような状態でやや中途半端な傷埋め状況だったので、結局もう一回表面を削って、再再度サーフェイサーを塗布しました。

要するに、傷埋めには向かず、きれいなエアブラシ塗装の為の下地作成、が本来の目的のようです。

黒いサーフェイサー(エヴォブラック)はパーツ裏面も塗るのか

また、私はパーツ裏にもエヴォブラックを吹きますが、それには理由があります。ちなみに着色塗料の吹付については、表面はきちんと塗布しますが、裏面に関してはあえて吹くことはせずに、側面を吹いた時に微かに乗る状態で良しとしていることが多いです。ほぼ、黒い状態や暗い雰囲気に仕上げています。なぜ中途な暗い状態にしておくかと言うと、特に関節部付近などの装甲裏がチラ見えするとき、このエヴォブラックが残っている方が暗くなりやすく、全体的に重い印象を与えることが出来るからです。また、はっきりと表裏で明暗が分かれるので、引き締まった印象与えて見映えがいいと感じていることも理由にあります。

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では、開封して使用準備していきます。

まずは、ガイアノーツのエヴォブラックを開封、攪拌していきます。

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まずは、混ぜ棒で塗料ビンを攪拌(かき混ぜる)するのですが、マイルールとして、

  • 混ぜ棒の先を底面の端をこすりつけながら右回りと左回りをそれぞれ20周を2セット
  • 混ぜ棒の先を底面にこすりつけながら縦方向と横方向にそれぞれ20往復を2セット
  • 塗料ビンの円形面中心を混ぜ棒で上下10往復
  • 混ぜ棒の先を底面の端をこすりつけながら右回り5周

を必ず行っています。・・きっちりとした管理ではなく、精神安定上の理由からおまじないのようにやっているというのが本音です。ちなみに、攪拌作業には先が丸い混ぜ棒がおすすめです。

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そして、計量メモリ付きのスペアボトルで計りながら塗料原液を注ぎます。

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その後、うすめ液を足していきます。サーフェイサー:うすめ液=1:2.5で希釈しています。

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希釈した塗料は紙コップに入れておき、スペアボトルは先に洗浄準備しておきます。スペアボトルの洗浄は、ツールクリーナー少量を貯めて置き、最初だけビンをぐるぐる回してビン表面を撫でて置きその塗料の塗装が終わるまで放置しておきます。後に、キッチンペーパーで汚れなどをふき取っていきます。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

ということで、紙コップからエアブラシのカップに注ぎ込んで吹き付け塗布開始です。

ちなみに、今回エアブラシ塗装するにあたって使用するハンドピースは、タミヤのトリガー式タイプです。


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黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方については・・・。

サーフェイサーを吹く順番について

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まずはパーツ裏面から

  • ①プラの成形の厚さに沿ってエアブラシを前後に吹いていきます。
  • ②次に、裏面全体に矢印のように網目状に吹いていきます。
  • ③そして、角度のついたエッジに対して塗布できるように塗布していきます。
  • 最後にハンドピースを離して全体に塗布してなじませる

いずれも、一か所にエアブラシ先端がとどまらない様に前後左右、ぐるぐると塗布していきます。(場所による)

下図は①終了時

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

下図は②③終了時(光量が多く、画像がテカってしまいました。)

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次に表面、

  • ④表面の側面(パーツ厚み方向)に沿って塗布していきます。
  • ⑤最後にパーツ表面全体を塗布していきます。
  • 最後にハンドピースを離して全体に塗布してなじませる

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④終了時の様子

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⑤終了時の様子、あとは、ハンドピースを離して吹き、塗料をなじませて完成です。

裏面のエッジ→平面→エッジ→全体になじませる、表面のエッジ→平面塗布で仕上げというイメージです。

なぜ、この塗装の順番なのかというと・・、

  • 一番目立つ表面は最後にして、仕上げを兼ねる
  • 裏面は不自然に凹凸しているので、先に仕上げる
  • エッジ付近は塗料が濃くなりやすい(溜まりやすい)ので、先に吹き付けておく
  • エッジの飛び散りなどを平面塗布の上塗りによってなじませる

という理由からです。

別のパーツでもう一回・・。

別のパーツでもう一度してみると・・・。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

裏面のあるドーム形状のパーツです。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

まずは裏面、パーツの厚み→平面→ラウンドしたエッジ部分と塗装していきます。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

この角度で斜めの部分を仕上げて裏面終了です。

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表に返すと、パーツ厚みのエッジ付近から、にじみ出ている場合があります。この部分を表塗装によって上塗りしてきれいにしていきます。もし、表面の一番目立つところから始めてしまうと、最後にこのような箇所が出てきてしまい、うまく仕上げられなくなった経験があるので、この順番にしています。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方について(単一色をムラなく塗る方法、エアブラシの基本塗装について)の画像

次に、表面の側面箇所をぐるっと吹いていきます。

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最後に、一番目立つ表面の表面に吹き付けます。

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仕上げは、ハンドピースを離して塗布していき、塗料をなじませます。これで完了です。

黒立ち上げ塗装の為のエヴォブラックの吹き方についてまとめ

ちなみに、サーフェイサー吹きは下地塗料という事で単調な作業でつまらないと感じがちなのですが・・・・。ずっと単一色のべた塗りをする絶好の機会なので、個人的にはエアブラシ塗装の練習の一環として作業しています。ちなみに、これをしなければ綺麗に塗装が出来ないというわけでもないのですが、この上に塗る着色塗料はさらに薄くなる箇所もありますので、段差の発生しないきれいな下地も大切なのです。

そういう意味では、べた塗りとは言え、作業ルールを決めて同じことをひたすら繰り返すことも、エアブラシの訓練になるのではないかと思いながら作業しています。


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エアブラシに必要なツール集

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ハンドピース、コンプレッサー

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サーフェーサー塗布について

グラデ塗装(黒立ち上げ)について その1

グラデ塗装(黒立ち上げ)について その2

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ねぐみゃん

困った事や興味がある事は、まずは自分で試してみたいと思っている2児(子供)と2匹(猫)の父親です。ごくごくフツーの人間です・・。 プラモデルを中心に、色々と体験している事を自分の感覚で話題にしていきたいと思います。

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