前回はサーフェイサーを塗布して下地を作成しましたが、今回はいよいよ塗装作業です。
ところで、エアブラシの特徴を利用した塗装方法として、・・おそらく方法は人によりさまざまですが、グラデーション塗装は有名です。その中でも、私は黒立ち上げ塗装を愛用しています。今回は、私のグラデーション風な黒立ち上げ塗装についてと、エアブラシ塗装には欠かせないマスキング作業です。

ハセガワ 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか VF-1S/A ストライク/スーパー ガウォーク バルキリー 1/72スケール プラモデル 26

エアブラシで塗装していきます。
まずは基本色のホワイトを調色と希釈します

やはり、VF-1バルキリーと言えば、白い機体です。クレオスのGXクールホワイトを使用します。それと、少しくすんだトーンにしたいのでニュートラルグレイを少量混ぜました。

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ハンドピースのカップに入れて、さあ、塗装開始です。今回も、トリガータイプを基本ツールとして使用しています。

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グラデーション塗装(グラデ塗装)、黒立ち上げ塗装とは・・。

そもそも、グラデ塗装とは何か。私は上のように基本色が徐々に変わっていく塗装表現だと思っています。
濃い基本着色部分→着色を薄くしていくことによる下地色への色変化(上記画像では白色)の様子ということでしょうか。そういう意味で、下地色が黒色で、基本色が徐々に黒へ移行していく塗装、すなわち黒立ち上げ塗装はグラデ塗装の一種だと個人的には理解しています。
ちなみに、私がなんで黒立ち上げ塗装を愛用しているか・・、それは、非常にシンプルな理由で、MAX渡辺氏(マックスファクトリー社長)が考案したマックス塗りが大好きだからです。ちなみに、MAX氏はダブルアクションのハンドピースを使われていたのですが・・、私は精度は落ちますが、トリガータイプで”お手軽黒立ち上げ”をしています。そもそも、トリガーアクションタイプを選択した理由は、指のしびれを軽減するためです。(余談ですが、実は、そのうちダブルアクションで一つの作品を仕上げられるといいなあと思って、練習しています・・。)
トリガータイプで簡単にグラデ風に塗装します
そもそも、トリガータイプの塗装では、基本は”握る”ことで塗料の量を調整しながら吹き付けます。ですが、正直なところ、細かい調整はできないとされています。それは、トリガーアクションはダブルアクションほどの微調整するための構造では無く、また、握るという性質も相まって仕方のないことだと思います。ですが、その分、長時間の作業にも耐えられるのがメリットなので、私は止められないのです・・。
特徴を利用する
では、細かい制御ができないと言われているトリガーアクションですが・・・。そんなに使い勝手が悪いのかというと、実はそうでもなく、私は”末部のニードルストッパー”と”対象物への距離”も使いながら塗料の吹付量をコントロールすることで細かい調整がしにくいという特徴を補っています。
また、もう一つ忘れてはいけないのが、エアブラシの塗料散布の性質、特徴はダブルアクションとは変わらずに利用可能だということです。

それは、対象物に近ければ小さい円形の範囲での濃い着色となり、離れれば大きい範囲での薄い量の着色ということで、これは、エアブラシ塗装の大きな特徴です。ピンクのように、ハンドピースの先を近い→遠いと瞬間的に移動させながら、かつ、トリガーを瞬間的に握って離すと、画像のような中心が濃くて外側が薄い円形上の塗料散布を行えます。ちなみに、近くで吹き付ける際は、ニードルストッパーを絞って塗料の吹きすぎを制御することがポイントです。とはいえ、ダブルアクションと比べると色々と精度は落ちるのですけど、徐々に変わる色移行表現は大まかには可能ですし、何より手は痛くなりません。
今回は、これらの事を利用しながら塗装していきます。
まずは主翼

と、先ほどの方法で画像のような斑点を作っていきます。ちなみに、斑点を作る箇所の選定ですが、比較的モールドが何もない大きな平面を基本として塗布していきます。モールド付近は、スミ入れで色が濃くなることもあり、モールドが何もない箇所を明るく塗装することにより、平面が映えるような気がしています。(個人的見解です・・)

裏面も同様に斑点を作ります。

そして、今度はハンドピースを離し気味に、かつ一定の距離感を保ちながら、塗料を薄く一定に散布していきます。ちなみに、風の流れる方向や重力方向、光の当たる方向などのどれかを意識しながら吹き付けると、完成時にそれなりの説得力が出る場合もあります。。。。奥が深いと感じる瞬間です。

裏面も同様に行います。

この主翼の場合、特に前方の側面は風を切ることが多いと推測されるので、薄い側面に対してハンドピースを構えて、上下に小刻みに揺らしながら吹き付けていき、比較的濃いスジを入れながらの明るい感じに仕上げていきました。

何度か薄く塗り重ねた様子です。最初に斑点を作成した箇所が明暗の明るい箇所として出来上がります。ちなみに経験上、モールド部分は更にスミ入れをして濃い暗い色になりますので、この時点でさほど明暗に差をつけると嫌味になってしまう事があります。ですので、一度にパーツ全体を塗装するのではなく、薄く一定量の塗料を吹き付けていくと、バランスが調整しやすくなるような気がします。

反対も同様ですが、個人的には日の当たらない箇所は、若干暗く仕上げるようにしています。
次に本体

次は、本体部分です。こちらも同様に斑点をエアブラシで付けていきます。

本体裏面も同様です。ちなみに経験上、丸い形状の中心部分や、曲面、アール形状の中心付近を明るくすると、完成時に見映えします。

主翼同様に何層も薄く吹き付けていきます。

裏面も同様に作業しますが、主翼と同様に若干暗い仕上がりにしています。実際に下面に来るパーツは、画像上では暗い方が説得力が出ますので・・・。

ということで、完成した本体上面です。

下部面は、暗く仕上げます。
パーツごとの色合いチェックをしていると・・・・、あっ!トラブル発生です

パーツごとに塗装していると、それぞれのパーツの色バランスが崩れることが多々あります。それを防ぐために、必ず隣においてチェックするようにしています。
ちなみに、部位によって色の濃さが違っても良い感じに仕上がることもありますが、それでも左右のバランスなどは取らなければちぐはぐになってしまいます。
・・・と色バランスをチェックしていると・・・・!

下地の黒部分を残しておきたかった塗ってはいけない箇所を見つけてしまいました。・・・・そう、そもそも、マスキングテープで隠さなかったことが原因です。・・あーーー!忘れてた!
・・・・大変なオッチョコチョイですよね・・。とほほ・・。
マスキングテープを貼っていきます
幸いな事に、塗装していないパーツもたくさんありました。そこで、塗装を中断してマスキングテープを貼り付けていきます。
脚部内部

ここには、おそらくはっきり見えないであろうエンジン関連のディティールがあります。ですが、今回は塗分けは考えず、陰になる箇所という事でエヴォブラックの黒いままの様子で進めていきたいと思います。ということで、アバウトにマスキングして内部に塗料が入らないようにします。こちらは上部です。

下部も同様、サクッとマスキングで隠します。この角度でエアブラシを強く吹き付けなければ、隠していない内側部分もそこそこ灰色の状態で仕上がると思います。
本体のサブ・エアインテーク

先に本体を白くしてしまったので、逆に白を保護するためのマスキングとなります。

短い辺をなぞるときも、長めにカットしたマスキングテープを使用したほうが、細かいコントロールをしながら貼り付けることができます。一点を先に貼り付けて、もう一点で方向を調整するようなイメージで貼り付けます。

このような感じでだいぶ余りますが・・・・、

裏に隠してしまいます。

何にせよ、奥まで塗料が掛からない様に、浅く握ることを想定して、前方だけマスキングします。
機首のコックピットブロック

コックピットもマスキングしておきます。

果たして、うまくいくかなと不安ではありますが・・。隠さないと始まらない・・。
その他

これら脚部のフィンや、垂直尾翼の黒色部分は、エヴォブラックの黒を利用することにしたので、マスキングで隠していきます。

ストライクパック、スーパーパックに装備されているバーニア付近のくぼみ部分は、アニメ的に影となることもあってか黒色の配色指定となっておりました。実際には影が付くのでわざわざ黒を塗らなくても良いかもしれないと思ったのですが、念のため、アバウトにマスキングテープを詰め込んで隠しておきます。縁取りをはっきりさせないように塗装する予定なので、多少の隙間は大丈夫だと思います。・・・多分。

脚部パックも同様。

そういえば、ストライクパックの砲身は、シルバーに塗分けたいと思っていました。そこで、マスキングしておきます。

あ、ここも・・、スーパーパックのミサイル箇所も塞いでおきます。
まとめ、次回は・・・
ということで・・・。マスキングの貼り忘れ作業に戻ったトラブルがありましたが、次回こそは、がっつり塗装していきたいと思います。
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