”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ ディティール追加編、段落ちモールドを作る回
そういえば、ガンプラ初期のキットって、合わせ目消し必須だと記憶してます。だからこそ、・・パーツの合わせ目は、段落ちモールド加工で対処して何が悪い!。合わせ目処理なんてしたくないぜ・・。のが本音だと思うのだけど・・と、思ってしまうのです!
でも、ガンプラ初期時代を振り返ると・・・。そもそも、匂いがきつい接着剤使用が前提のキットでした。ですので、技術力や資金力、家族との交渉力や下準備力の無い幼少期の私には、対処不可能なプラモ作成技術だったのだと思っています。そういう意味では、合わせ目消しが必要な状況を見ると、心なしか当時を思い出して身構えてしまう自分がいるのはしょうがない現実だと思ってしり込みしそうになってしまうのは・・・・、同年代のガンプラ好きには理解してもらえるかもと思っているのですが・・・いかがしょうか・・?

合わせ目に、段落ちモールドを追加します。
まずは、状況確認。

このキットは、以前に作成したマックスファクトリーの1/72ダグラムVerGTです。全体的にディティール量も多く、組み立てやすいキットなのです。しかしながら、脹脛と脇下に合わせ目がありました。

そこで、合わせ目消しを考えてはみました。ですが、この内部構造ですので、後ハメ加工は無理と判断。そこで、段落ちモールド加工を選択しました。
そもそも段落ちモールドとは?

そこで、パーツ分割線に、段落ちモールド処理を施すことにします。

これは、パーツ分割線の片側どちらかを一段低く削って段差を作り、合わせ目をスジ(モールド)の構造の一部にして意味のある構造に変換する方法のようです。(正直私的には、平面上に合わせ目が出ることを避けるために、合わせ目を1段削って奥にすることにより目立たなくする手法だと理解してます。)
ちなみに、通常のスジボリのように細いディティールをを作るのではなく、太い段差を作ってあえて段差のパネル面を見えるようにする手法が好まれているような気がします。
実際の作業方法については?


まずは、パーツ合わせ目に薄い板を挟み込み、壁に沿ってスジボリをしていきます。(ツールを引いて何度も引っかいていきます。)ポイントは壁を利用することによりツール先を安定して真っすぐに引くことができます。または別の言い方をすると、なるべく軽い力で何度も繰り返してツールで削っていく感じです。
ちなみに、壁は本来、プラバンを加工して使うようなのですが、私はこれを使いました。
なぜかというと、プラバンをその都度切り出すのも面倒ですし、お金もかかりますし、しかも3種類の大きさが付属しているので、都度選択して重宝しています。(・・・これ、本当は当て板ですが、まあ、頑丈なので、違う用途でも使用してます。)
また、ここで言うスジボリツールはこちらを使用しており、様々なスジボリ幅が用意されているので、大変便利です。
更に、私のように、まずは試してみたい方には価格も安くて大変おすすめで、更に、長さや重さも持ちやすく、刀の長さも調整できるので便利です。(刃先の長さ固定位置をずらして調整します。)
ちなみに今回は、太さは0.8mmを選択しました。

ある程度の段が表現出来たら、壁なしで溝をツールでなぞっていき、さらに深く、そしてきれいにしていきます。

こんな雰囲気です。

あとは、ヤスリで整えていきます。ですがこの時、せっかく作った段落ちモールドを消さない様に注意しながら削ります。
ところで、左右上下どちらのパーツを削る方が正しいのか・・

こちらは、先ほどのダグラムVerGTの脇下部分です。

結局はこのように手を加えたのですが、どちらのパーツに段落ちモールドを作るのかも大事です。今回は、たまたま上のラインが良い目標になりましたので、その線とツライチになるように削ってみました。

変わって、MGゼータプラスの脚部パーツです。初期のMGですので、それなりに合わせ目が出てきます。

壁板を挟んで軽くひっかいていくところから・・・。白とオレンジの境をズバッと掘っていくのですが、実際には壁板を設置できる距離は短い場合が多いです。ですが、手首を固定して指先で何度も表面を軽くひっかいて段差を作っていきますので、結構細々と進めていく作業になります。

ちなみにこのパーツの場合、左右どちらのパーツに段差を作るのか・・。という判断基準は、合わせ目を構成するパーツの短い方がどちらか、という視点だと思います。長い方を削ろうとしても、途中で段差の意味がなくなりますので・・・。

最後に、これは反対側の合わせ目です。ちょうど真ん中に合わせ目が出てしまうのですが、この場合は感覚で決めました。きっと最適解はないはずだ!(それより気になるのはゲート処理が上手にできていないことですよね・・・。)
”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ ゲート処理編
”まずはやってみる”プラモ技術シリーズ ゲート処理編 ガラスヤスリの回
まとめ
まず、タイトルほど過激に思っていないんですよ。ですが、接着しなくても違和感のない仕上がりに出来るこの段落ちモールド処理の手法は、ぜひとも知っておきたい作成技術だと思います。そして意外にも、感覚でサクッとできる手法ではなく、少しずつコツコツ削っていくタイプの作業です。だからこそ、練習や積み重ねが重要な作業ですので、ある意味私のような初心者でも、合わせ目消しより得意な印象を受けるほどに身近に習得できる手法だと思います。(とりあえず形に出来るという意味なんですけどね・・。)
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https://negooe-myan.com/the-ideal-seam-is-a-stepped-panel-line/参考記事
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マックスファクトリー 1/72コンバットアーマーダグラムVerGT 2/6











