トイレタンクのダイヤフラムと排水弁のパッキンの交換について

それでは、なぜかトイレの話を・・・。
さて、ある日を境に、トイレの上部タンクから、微かに音がするようになりまして、水が流れるような・・・、隙間から空気が漏れるような・・・、何となくですが少量ずつ水が流れているような音だったのです。
そこで、今回は、このトイレタンクの水漏れ原因の究明と対処について記事にします。そして、最終的には”ダイヤフラム”と”排水弁のパッキン”を交換してトラブルは解消しております。
ただ、そう滅多に開けない設備であるため、ほこりや水垢の多少の汚れはご容赦くださいね。

コンテンツ

まずは状況確認です。

TOTOのトイレタンクから微かな水漏れ音がします。素人がDIYで修理できるのか試します。結局のところ、トラブルの原因は”ダイヤフラム”か”排水弁のパッキン”なのかを解き明かします。の画像

と、まあ20年前の一般的な製品です。

TOTO社製のPure Restという製品シリーズのようです。

タンクの向かって左側面に型番が記載されていました。SH111BASと書いてます。

ということで、何はともあれ音の原因を探したいと考え、念のため止水弁を操作して水を止めておきます。水道と同じく時計回りにマイナスドライバーで回して止めます。壁に向かって伸びている配管の先にありました。

そして、タンク上部の蓋を開けてみました。

陶器なので重いです。落とさないように慎重に持ち上げます。上部の蛇口に通ずる経路が接続されているので、少し引っかかりがありましたが、持ち上げて分離します。

さらに透明な蓋がされているようです。

これも取り外します。そして、先ほど止めた止水弁を、少しずつ開けていきます。トラブルを再現していきたいと思います。

おっと、この赤丸の部分から水が漏れていますね。

水の流れるような音の原因は、ここにあると断定してよさそうです。

原因と仕組みの調査、そして対処方法を考えます。

原因と仕組みについて

ということで、なぜあの個所から水漏れが起きるのかを考えていきたいと思います。

そもそも、水漏れしている部分の部品を外してみると・・・・、

細い穴からレーザービームのように水が飛び出します。先ほどまで装着されていたパーツが水を押さえつけていた様子です。

ちなみに、タンクに浮くように存在しているこのパーツを押下してみると・・・、

赤丸の管から水が排出されます。ちなみに、先ほど外した陶器の蓋に装備されている蛇口と接続されることにより、水が循環する仕組みです。手を洗うアレですよね。そうして、この噴き出した水がタンクを満たしているのです。緑色付近のように、くぼみに沿って水位が満たされているのがわかります。

仕組みを簡単に申しますと、タンクに水を満たすためのセンサーを、この赤丸の”浮球”と呼ばれるパーツが行っているのです。

青色の水面が上昇すれば、物理の法則で浮球が上昇して水が止まり、逆にトイレを流すレバーを操作することによりタンク底の蓋を開けて水を便器に流して水面を下げることにより、水を補給することができる仕組みです。浮球が下がっている状態は水を補給することになり、どんどんタンクに水が溜まっていくことになり浮球が上昇して・・・・と繰り返す仕組みになります。