塗装までして、ガンプラを作りたい!、飾りたい!と思われている方や、いつもと違うツールを使ってみたい方々に役立ててほしい標記企画、第6弾です。今回はプラモデル用のおすすめ工具削る編です。
地味に見える作業ですが、おろそかにすることはできません。いろいろな道具を使いましたが、値段の高い物や人気のあるものはそれなりに理由があり、何より時間短縮できておすすめです。今回は削る関係を・・。
さしあたり削ると言っても、たくさんの目的があると思います。まずは、大きく削って形を変えたい、そして、小さく削ってスムーズに動くようにしたい。または、薄く削って平面にしたい、スジボリしたい、削り跡をなるべく消したい、等々。切る切断すると違って、多種多様な要求があるので、本当に多くのツールが存在します。ですので、結論としては万能なツールは無いのです。どちらかというと作業特化のツールが多いです。
正直に申しまして、その中から厳選するのは正直難しいと感じておりますが、初心者から始めるにあたって、そして技術向上していくにつれて興味を持つ道具を順にお伝えできればと思います。

綺麗に仕上げるためのスティックヤスリ(ウェーブ)

まず、振り返れば私が小さいころは、ヤスリといえば紙やすりでしたが、今はこのスティックヤスリみたいです。
そして、現在はウェーブさんのを使ってます。
番数を変えながら作業するのは面倒ではあるので、正直苦手なのですが・・・。
ピンポイントにサクッと削れる。ハセガワのモデリングファイル(精密やすり)セット

様々な形状がある、スティック状のヤスリ棒です。サクッと大きく削れます。これが一番です。何より固いので使いやすいです。安定して削れます。これが一番です。
指先の感覚が鋭い方向けのスクレーパー系

さて、こちらは中級者以上向けのツールで、スライドさせたり、引っかいたりと多種多様な方法で使用します。要するに少しコツがいる製品なのですが、慣れれば、思った通りの形状や線を表現できるようになります。
スクレーパー
(Funtec ファンテック 面出しスクレーパー (タングステンカーバイト) プラモデル用工具 MS-P、
Funtec ファンテック 超硬スクレーパー (タングステンカーバイト)CS-P)
面出しやエッジ出しヤスリ(ゴッドハンド(GodHand)エッジ出しヤスリ プラモデル用工具 GH-ES-90 )
そもそも、エアブラシ塗装でサーフェイサーを使用するようになってから、角を出す、面を出すことのほうが重要な気がしたので、今はこれを使用しています。

仮に、辺の角を削れば、面も修正しないときれいにできないのですよね。そうなると、一気に面を削って角を作りたくなって、こちらの製品に行きつきました。持ちやすいしきれいに削れます。ただし、問答無用で削りますので、削り個所を選びます。力の入れようや角度のつけ方が慣れてくれば、便利なツールとなります。
削りカスの清掃ツール(タミヤ(TAMIYA) クラフトツールシリーズ No.78 モデルクリーニングブラシ 静電気防止タイプ プラモデル用工具 74078)

削りカスって出るのです。削れば削るほど・・。最初は息を吹きかけて飛ばしていたのですが、こっちのほうが断然きれいに粉を飛ばせます。咳も出ません!
なんだかんだ使用すると、自分に合ったツールというのが出てきます。私は、選別するとしたら、ハセガワの棒ヤスリツールと、ゴッドハンドエッジ出しヤスリでしょうか。たいていの作業はこれで済ましてしまい、塗装します。
クリアパーツの仕上げなどに(コンパウンド(タミヤ メイクアップ材シリーズ No.70 タミヤコンパウンド 仕上げ目 22ml 模型用研磨材 87070、タミヤ メイクアップ材シリーズ No.69 タミヤコンパウンド 細目 22ml 模型用研磨材 87069))

削るとはいかないまでも、磨くツールがあります。透明なパーツ(クリアパーツ)をきれいにするツールです。綿棒やキッチンペーパー、ティッシュでこするように磨きます。そうすることでピッカピカになります。また、塗装なしの成型色で仕上げるときに使ったりします。きっちり拭き取らなければいけないですが、効果は絶大です。
次回は、その他の便利ツールをご紹介します。