では、今回は、ゴッドハンド(Godhand)のスピンモールドをご紹介します。こちらは、円形型の穴形状のディティールを追加できるツールですが、以前にご紹介したスピンブレードとは少し違う製品になっています。
スピンモールドを使っていきます。
スピンモールド紹介

ということでパッケージから確認しますが、スピンブレード同様に先っぽだけの製品です。持ち手部分が別途必要になります。ちなみに、接続部分の軸径は3.0mmです。

次に、スピンモールドの彫刻幅は、1.0~3.0という0.5mm刻みのラインナップです。比較的大きなサイズです。
ちなみに、スピンブレードのように、該当箇所に垂直に当ててクルクル回転させて掘っていきます。が、このスピンモールド最大の特徴は、彫刻刀の先端中心部に、超極小突起があることです。
そして、これがある事により、何もない面に対してこのスピンモールド単独で円形のディティールを追加することが可能となっています。つまり、突起を中心に回転して掘削できるということですね。
使用感を紹介

こんな感じで作業します。こちらも回転作業ですので、ピンバイス(持ち手)は背の部分が回転するものが大変便利です。

最終的に、こんな感じで段差下がりの円形ディティールが出来上がります。中心点が残るのですが、私の場合はここにメタリックシールやディティールパーツを貼り付けることを想定していますので、問題ないです。
まとめ
スピンブレードとスピンモールドについて私は混同していたのですが違いは先端の突起が付いているかどうかです。穴を浅く掘るという意味では、単独で掘れるスピンモールドが有利なように感じるのですが・・・。競合する同サイズが無いため、この製品群は競合しないのかもしれません。(探せばあるのかもしれませんが・・・)
使用用途としては、ガンプラでのバーニア追加などを想定しているため、手軽に彫れて固定できるのはありがたく、大変おすすめです。